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「日本で二番目に古い商店街~台東区・旧竹町佐竹商店街」

源氏の流れを組む秋田藩佐竹氏の江戸屋敷が、佐竹商店街の辺りにあり、この佐竹氏のお屋敷、総門を「竹門」と呼ばれていたことが旧・竹町の由緒です。

明治時代1869年に一帯が火災によって消失し荒野原となり、1884年頃からこの周辺の土地が民間に払い下げられました。1898年に商店街組合が発足、これは、金沢片町商店街に次ぐ、日本で2番目の古い商店街と言われます。
 
露天商が集まり、寄席・見世物小屋が並ぶようになり、竹町は一大歓楽街となりました。しかし、関東大震災や空襲によって、何度となく焦土と化しました。戦後1946年には組合を再結成、1964年に「竹町」の名称は消えましたが、1969年に全蓋アーケードを完成させ、名実ともに都内屈指の商店街となったわけです。

今や訪日外国人も闊歩する商店街に!

近くには、佐竹家の家伝薬と言われる「龍角散」の本社もあり、春日通りと清洲橋通りという東西南北に走る道に隣接し、大江戸線が開通するまでは、陸の孤島とも言われた街、東京下町の栄枯盛衰を感じることができる商店街と言えましょう。

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