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「あの時を忘れない~雲仙普賢岳を望む島原のコスモス畑」

雲仙普賢岳は、雲仙火山の一部で、1990年から1996年にかけて噴火活動が活発となりました。

その中でも1991年6月3日、大火砕流が発生し、44人が亡くなりました。翌年8月には、土石流も発生、島原鉄道は埋没し、多くの家屋も被害に遭いました。

その間、水無川の拡幅工事や普賢岳の緑地化も進められ、1996年5月30日に終息宣言がなされました。その際の新たな火山は、「平成新山」と名付け られ、島原方面から見上げると巨大な溶岩ドームができています。

当時のテレビ映像は、山から火砕流が下ってくる姿を配信していました。眼前に迫ってくる恐怖を皆が感じた記憶だったと思います。

普賢岳を望むしまばら芝桜公園、秋になるとコスモスが咲き誇ります!

ここ島原火張山花公園は、雲仙普賢岳噴火災害時に市民を守るため指定された砂防指定地を活用し、島原の観光地として2012年につくられた公園です。2018年2月に「しまばら芝桜公園」から名称変更されました。毎年10月上旬から11月中旬にかけて、1,000万本のコスコスが咲き誇り、まるで普賢岳がコスモスの海に浮かんでいるように思えます。

これも忘れてはならない記憶・記録ですね!

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