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「日本列島を創り上げた大地溝帯~長野市・戸隠山」

270万年前海の中であった戸隠山周辺は、海底火山からマグマの貫入があり、急激な隆起によって形成されました。それゆえ、堆積岩層から貝や魚、鯨などの化石が見つかっています。
 
信仰のシンボルである戸隠山は、このように火成岩からなるゴツゴツした山肌であり、北信五岳(妙高、斑尾、黒姫、戸隠、飯縄山)の一つです。
 
ここ鏡池から見る姿は、四季折々素晴らしいもので、信仰の山であるにもかかわらず、山岳リゾートで時間を過ごしているようにも感じます。
 
前述のように海の中であった戸隠山周辺は、日本列島を二つに分けるフォッサマグナ(大地溝帯)の上にあることからも固い地盤に守られた場所とも言えます。
 
戸隠神社を中心とした信仰の山ではありますが、忍者の里でもあり、夏と秋の蕎麦でも有名です。
2005年に長野市に編入されたため、戸隠村の名称は消えてしまいましたが、太古の昔からの日本列島の形成にも重要な場所、素晴らしい観光地です。

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