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「宗教都市の隠れた桜の名所~天理市・おやさとやかたの枝垂桜」

雨上がりの朝方は、水溜りに映ったリフレクションが映えると誰が言ったのか、カメラを構えた老若男女が沢山現れます。
この町の朝は早いものの、カメラを構えた人々は完全アウェーな場所です。
 
いくつもの千鳥破風を置いた屋根、高欄が付いた外回廊が素晴らしく、窓枠などに施された朱のアクセントカラーが青空と桜のピンクに映えています。
全国にも珍しい宗教法人名が行政の都市名となっている天理市、おやさとやかたと言われる天理教の施設の前に咲く枝垂桜、奈良県内の桜の名勝の一つとなっています。
 
このおやさとやかたは、1954年竣工し、神殿を中心に八町四方を囲むように造営されており、現在進行形で作られている建物です。信者が宿泊する詰所や病院、大学や考古学資料を集めた参考館などが入居しています。
 
この枝垂れ桜の他にも、梅の花や河津桜、躑躅や銀杏並木と、町全体に四季折々の花々が咲き誇ります。花を愛でることのできる隠れた観光地とも言えますね。

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