見出し画像

詩「時計」


 時計とけいはいつもはなしかけてくる
 ちくたく ちくたく
 かちこち かちこち
 昼間ひるまちいさくこえるのに
 よるはやたらひびく

 時計とけいはときどき大声おおごえ
 じりりりりり
 ぼーん ぼーん
 ぴぴぴぴぴ
 でぃんどん でぃんどん
 かっこう かっこう
 「いまだよ」と
 おしえてくれるときもあれば
 「きて! きて!」と
 やかましいときもある

 時計とけいはたまにだまりこくる
 部屋へやしずけさにおおわれて
 ぼくはすこしさみしくなる
 だから 電池でんちをこうかんしよう
 また はなしかけてくれるように





↓ 前回の詩もぜひご覧ください!


この記事が参加している募集

私の作品紹介

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?