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帰還した「オブラ・ディン号」から帰還した

この度、帰還した「オブラ・ディン号」から無事に帰還できたので記録したいと思います。
超ネタバレ注意なので、これから遊ぶ方はご注意ください。

「オブラ・ディン号の帰還」とは

端的に言うとタイムスリップして60人の死因を特定するゲームです。
色々な媒体で遊べるみたいです。私はSwitchで遊びました。


入船のきっかけ

GWも在宅勤務も似たようなもんじゃん? という状況下、セルフハンディキャップが得意な私は自分の首を絞めるためになにか新しいゲームに手を出したくて、オススメのゲームを紹介してもらいました。

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ちょっとくらい否定してくれてもよくない?
ということで無事に友達がいない私は家具を作るのを諦めて一人寂しく乗船することになりました。
ちなみに返校はこれ。プレイするのを隣で見て楽しんでいました。映画の日本上陸を心待ちにしています。


余談ですが昔の職場は「麥千代さんの趣味ってなんですか?」「シッ聞いたらダメ、あの子ゲームが好きらしいから」と言われるような所でした。トモダチ…トモダチ…


1周目

グラフィックがすごい! 揺れてる! わーーーー! すごい!(感想)

1周目は操作がわかったようで全然わからないので、ただひたすらに手当たり次第に死体を探す。
死体を見つけては喜び、怒涛に人物が出てくると焦る。
待って待ってこれ誰、帽子被っておいてよ、何これどんな状況?「うにょにょにょーん」ああ〜!!!!って感じ。プレイした人ならわかってくれる。
この「うにょにょにょーん」が来たあとにすぐ新しい死体が出てくるものだから、全然現場検証ができない。
「絶対無理、クリアできない」を3回くらいくり返した後に、断腸の思いで攻略サイトに手を出す。

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まさかそんな所がヒントだっただなんて…という所がヒントでした。完全にノータッチだった……。
しかも途中でおじいさんに呼ばれたから小舟に乗ったら完成度の低さにめちゃガッカリされて私はとても悲しかった。

ということで1周目の感想
・船長無双
・全身刺青の人、果敢に挑んでいたんだね…反逆者だとずっと思っててごめんね…
これくらい。誰が誰だか最後までよくわからなかった。

自力でクリアできなかった悔しさもあったので、2周目の乗船を決意。
と、その前に攻略を見たところ、どうやらこれメモ前提のゲームだったらしく。そりゃそうだ、60人もいるんだものね…
ということでiPadのメモ帳片手に乗船。

2周目

ここからは私のイラストメモを元にガバガバ解釈を踏まえて書いていきます。
メモは推理の為のものなので大変にお粗末です。正しい関係図でも何でもないので薄目で見てくださると助かります。
ここからはゴリゴリネタバレが含まれますのでご注意ください。


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初っぱなの船長無双すごいよね……誰が誰だかわからない状態で人物確認して「船長……!」ってなるもの……最後の最後まで……
このナイフ咥えて上から振ってきた人、ウィリアムさん達とは結局関係なかったの?

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ここのシーンはとにかく人物を覚えたかったので、動きをいちいち記録。
ここで甲板長(画像真ん中左、「のろいは自然に解けない」と言ってる人)のセリフから一等が船長に不信感を持ったことを知る。
船長……あんたが無駄に無双するから……

トーマス ← 掌砲手 ← 4等 ← ブレナン(野々村)← 一等 の流れ好き

それから掌砲長(真ん中右の頭がないシルクハットの人)、左下の圧死したインド人による射殺と爆死で分岐があるらしくて、それによってインド人に罰金が来るかが変わるそうです。私はちゃんと罰金回避した。よかった。

あと甲板長と甲板手のやりとり、絶対この船の目玉だった。絶対この二人の会話楽しかった。甲板員達、絶対この二人のやり取り好きだったでしょ。

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ハンモックの番号と靴による推理が大切だと1周目の攻略で知ったので、この辺りは割と丁寧に情報を描いている回。
同胞と夜を過ごしているところが細かくて好き。
あとこの辺りから、死体をさらに出現させる前に動けることを知ったので、見れなかった人間模様を丁寧に見ることができました。

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フィリップ…あんた何でジョンの足切ったの…(1周目で一番詰んだところ)
この辺からさらに観客が多くなって人間味が出てきて楽しくなってくる。

1周目の時は時系列が遡っていることにも途中まで気づかなかったけれど、人物を丁寧に追っていると「コントかよ!」と思うくらいに悪い方向へ連鎖連鎖…。階段のところとか本当にかわいそう。
あとフェルモサの一族の場面が好き。もう死んでしまったリム様を守るために箱に手を出したベン、あんた最高だよ……
1周目でできなかったオヘーガンの特定が自力でできて嬉しかった。



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まさか初期のアビゲイルのシーンで出てきた船から落っこちる三人がここだとは思わなかったよね…

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もうそろそろ人物も特定しやすくなってきたので絵が雑。
というかマジでサー・ニコルズ戦犯なんだが?
あとヘンリー・ブレナン活躍しすぎで笑う 優秀すぎる
「取引」はメモなしで十分なので描いていない。最後は矢継ぎ早に終了。


終わりに

ということで家具を作る代わりにしっかり死因を特定していきました。
非常に楽しかった。できれば最初から最後まで自力で解きたかったけど、多分この難易度だと私の頭では難しかったから2周やるくらいがちょうどよかった。
事故、他殺、怪物など死因は様々だったけれど、事件が起こる前のみんな普通に仕事をしている様子を見られるのが何とも言えない。

そして記録して終了、のあっけなさ。あれだけ人間ドラマを見ておいて、たったの数行の記録で済ませてしまう無情っぷり。明かな事故なのに「殺害」として処理される現実。仕方がないけど切ないものがある。

いいゲームでした。ありがとうございました。
またいつか記憶が薄れた頃にやりたいと思います。