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【原点】 劇団ソクセキ The Origin


(2019.1.2) 起源の原点

この日、私・むぎ は遠藤先生(脚本・演出)とサシ飲みしていた。僕らは、同じ高校・同じ演劇部の同級生。大学に進学後も、社会人劇団※ で一緒に活動していた。

※社会人劇団「メロバト」についての note 記事
https://note.com/mugihiko/n/n1d3c8452efc8?sub_rt=share_pb

劇団ソクセキの前身劇団・TEAM メロスティック Battle について

社会人劇団「メロバト」が活動しなくなり約10年が経った時期。僕がふと「また演劇やってみたいな」と言った。遠藤は「やろう!」と即答。ここから遠藤先生の行動が早かった。次に、サシ飲みしてた店で働いていた後輩・越高にも声をかけ「ハイ」と即答。さらにその場で仲の良い現役 演劇部 顧問の先生に直電。この時点で4人のオジサンが意思を固める。

その4日後、遠藤先生から台本が送られてきた。そこには「劇団ソクセキ旗揚げ公演」と書いてあった。

かくして、メンバーが集まった。初期メンは下記の通り。

おじさん達:5名(むぎ、えんどー、こっしー、むらやま、川田先生)
高校3年生:6名(ヤギ、もえ、ほか4名)

要約すると「おじさんと高校生」だ。

一番左にいるのが私・むぎ|2019.3.26 第1回公演「LUCK」@進修館

(2019.2.18) メンバー顔合わせ・本読み

初めましてのメンバーが集う。各々自己紹介が始まる。

「演劇は、お金も時間も失う活動。そのリターンとして得られるのは自分が楽しむこと。楽しむことが目的」と、僕は言った気がする。

そもそも10年近くブランクがある演劇が楽しめるのか、不安しかなかった。「おっさんマジへたなんですケドww」なんて高校生から罵倒されやしないかとヒヤヒヤしてた。緊張してた。

本読みでは、食い気味にセリフを放つ高校生に少しビビる。それと同時に当時の感覚を思い出す。初めての台本、初めてのメンバー、初めての公演を作り出すメンバーに年齢など関係なかった気がする。一緒にセリフを覚えたり、相手役の高校生に「この動きはどう?」と高校生に相談したり。一緒にシーンを組み立てていく。

本番の会場(進修館)

本番は3月末。1ヶ月ほどしかない短い期間で稽古を重ねた。

予告編 つくったハナシ

貴重な予告編映像を発掘したので上げておきます。

キャッチコピーは「メンバーは即席、交わる足跡、産声を上げた奇跡の演劇」。これを思いついた時、わたしは「これしかないっ!」と飛び跳ねた。

(2019.3.26) そして本番ーー 第1回公演「LUCK」@進修館/東武動物公園駅

この日は火曜日・平日。観れた人は本当に貴重。ビデオカメラで撮影してたけど、とても人に見せるクオリティじゃない音質。劇団ソクセキの作品の中で唯一公開されていない作品です。(そんな事情もあってリメイクしたい作品ナンバー1です)

久しぶりの本番、僕は板付きだったことを覚えてる。本番前、幕の裏側では10年ぶりの舞台にビビってたことをよく覚えてる。だけど幕が開いてしまえばあっという間。というか稽古自体もあっという間。第1回公演はあっさり過ぎ去った

本番直後にブログ書いてた…お恥ずかしや。

2019.3.26 の公演はあっという間に終わった。 

調子乗って作ったオリジナル音源

実は麦彦さん初の音源です。

ハッピーラッキーバースデー/佐藤 麦彦 [Original]
作詞・作曲:佐藤 麦彦
編曲:大澤 加寿彦

そして未来へーー

これをかいているあの劇団ソクセキの誕生日から、もうすぐ5年。規模やメンバーも劇的に増えた。当初の目的で言ってた「自分が楽しむことが目的」から、僕の劇団への想いや、劇団の存在意義は明らかに変化している。僕も劇団も成長しているということだね。みんなは劇団ソクセキをどのように捉えているのだろう。「この劇団で役者デビュー」したり、「役者復帰劇団」にしてくれたり、嬉しい限り。

次はそんな劇団ソクセキの存在意義や想いについてまとめてみようかなと思います。

つづく、かも。


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