曲が生まれたキッカケ|2nd 音源 「この世界線で」制作裏話
>作詞作曲 【今回はこれのハナシ】
>MV制作
この曲の制作過程の思い出です。
いつもはキーワードから。今回は、
僕、曲を作る時は「キーワード」から作り始めることが多いです。キャッチーなキーワード。それを曲の中でどう配置するかを決めます。しっかり心に残る場所、曲のコアをきちんと決めてから、逆算してAメロ、必要であればBメロを作ることが多いのです。
今回は、メロディー先行で考えました。G,G/C の進行が気に入って「昔々〜」と口に出したところが原点となりました。
そこからこの曲は「懐かしい感情」を思い出させるようなものにしたいと、頭から自由に思いつく単語をつなげていきました。どう着地するか、サビにつなげるか、本人にもわからず、曲や言葉を自由に泳がせて見ました。
最初の音源
2020年11月3日のボイスメモです。ちょっと恥ずいけど、どしょっぱなの状態。言葉にならない声でメロディー作ってるみたい。
この日立て続けに20件くらい記録されてました。一気に作っちまおうという勢いがあったみたいで、この日に1番2番の全体像ができました。が、まだ「テーマ」が決まらず、なんとなく一期一会的なテーマかなと、ふわっとしてました。
この日、「〇〇でよかった〜」というフレーズだけが決まりました。その2日後、「この世界線で」というワードが入りました。キャッチーだし、規模もでかいし、セカイ系。うん、いいじゃないの。11月5日の段階で、もうテーマが決まってたようです。「この世界線でよかった」と。
誰もが思うであろう「もし、あの頃に戻れたら」
僕もよくする妄想です。が、考えてもいきつく結論は「もし大学違ってたらあいつにあえてないんだよな」「もし違う選択してたら、あいつはいないんだよな」というものでした。
「コロナがなかったら」という言葉を使う人が多かったのも気になってました。コロナだからこそ生まれたエンタメも多くて、それに僕は救われました。「カメラを止めるなリモート版(通称:リモ止め)」や、「劇団ノーミーツ」など、とても共感できる内容でした。
テーマが決まったら、やさしいメロディに合わせて、いろんなワードを入れてました。たまたま、ネガティブワードを入れたところ、感情を乗っけらることに気づいて、2番は思い切りネガティブに進ませてもらいました。
この曲はすぐにできました。というか、熱いうちに一気に仕上げられたから完成できたんだと思います。
さいごに。
つらいことがあっても、選択を間違ってどうにかなってしまっても、「今いる事」がいちばん大事。そんな、自分に言い聞かせるような曲、共感してもらえたら嬉しいです。
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