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グッドワイフ

第1話
アリシア・フロリックは、イリノイ州検事である夫ピーターが浮気、贈収賄スキャンダルを引き起こし辞任、収監されたため、弁護士に復帰する。彼女は大学時代の同窓であるウィル・ガードナーが共同経営者の一人を務める「ロックハート・ガードナー」に入所、ジュニア・アソシエイツとして雇用されるべく、半年間の「見習い期間(?)」をスタートさせる。しかし、ピーターのスキャンダルは皆の知るところであり、周りの目は冷たい。彼女はプロボノの担当となり、小学校教師、ジェニファー・ルイスが元夫を殺害した事件の弁護を行う事に。検察の求刑は懲役45年。本人は犯行を否定しており、陪審の票は6対6で分かれている。凶器の銃から指紋は出なかったが、警察はカージャックを装ったジェニファーの仕業と断定。指紋は射殺後に拭き取ったとされていた。ジェニファーは車がパンクした後、赤いトラックでやって来た覆面の男が被害者を撃ったと証言するが、警備員はトラックを見ていない。逆転の極めて難しい案件だが、アリシアは検察側が証拠の一部を隠している事を発見。ジェニファーが無実であるとの方針を立てる。大人気長寿ドラマの第一作。不実な夫、うざい義母、多感な二人の子供、スキャンダルによる周囲からの冷笑というなかなかに鬱陶しい布陣でスタートする。いやもう確かに、ピーターがもう最悪の男で、金玉蹴ってやれという想いしか残らない第一話。

第2話
ストリッパーのクリスティがホテル経営者の息子ロイド・マッキーオンをレイプで訴えるという。州検事は献金などを気にして起訴を取り消したという案件だ。マッキーオン側は45万ドルの示談金を提示。しかし、クリスティは許否。裁判で決着をつける事に。しかし、彼女が以前、コールガールをしていた事が判り、さらに事情を知っていたはずの運転手も証言を翻す。頼みはクリスティンと共にに現場にいたモーラだが、彼女が何処にいるのか、誰も知らない。さらにレイプキットの検査結果は、ロイドとは不一致、彼の無実を証明するものだった。社会的地位があるどら息子と風俗業の女性という展開。見事なまでに追い詰められる原告側という図式は当然として、アリシアの夫が風俗嬢とのスキャンダルで失脚、収監している事実が裏にあるあたりが見せ場。まだぐっと引っ張り込むような力は感じないけれど、アリシア・フロックが素晴らしいと感じるのは皆、同じだろう。

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