見出し画像

【毎日映画_0028/1000】7/28_『耳をすませば』

文章が下手だから、たくさん書いてその内、と開き直らず、下手を受け入れるときに涙を流して悔しがれるような、そんな心を取り戻したい。

ーーーー
『耳をすませば』(1995)

監督:近藤喜文
脚本:宮崎駿
ーーーー

〈ストーリー〉
中学3年の主人公・月島雫。太った猫を追いかけていると「地球屋」という古道具屋にたどり着いた。
何度か通ううちに、店の工房でヴァイオリンを作る男の子と出会う。男の子はヴァイオリン職人になるためにイタリアへ留学したいという夢を雫に語る。
確固たる夢に向かって進んでいく男の子と、目標のない自分を比べて劣等感を覚える雫だったが、やがて自分も実力を確かめるためにずっと前からやりたかった「物語」を書こうと決心する。それと行き違いになるように、男の子はイタリアに旅立つ。という話。

〈感想〉
当時は中学生の恋物語だなと思って観てたと思うんですけど、あらためて観たときに、夢と挫折と再生の物語だなと感じた。

子どもの頃に観た映画をあらためて観ることの面白さを教えてくれたのは、前田 英毅 (Maeda Hideki) コンソメさんです。

日々「お前のやりたいことはなんだ?」「自主的にやっているのか?」と突きつけられているような強迫観念があって、そこから逃げるように、お願いされた仕事をこなすことで、やりたいことがなくたって、相手を大切に思う心があれば、平和に生きることができるんだぞ、と。
でもやっぱり、少しでもやりたいなぁと思うことをやって、ちゃんと失敗して悔しがって、それでもやりたいことを探す方が、幸せなのかなぁと思えた映画だった、今日この頃。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?