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藤沢の団地大使「nidones」とお部屋探しについて考えてみました

みなさんはお部屋探しをする際、何を基準にして選びますか?建物の新しさ、立地、部屋の広さなど、人それぞれ大切にしたいポイントがあると思います。
今回は、これまで団地やヴィンテージマンションなど「古くて良い部屋」を選んで住んできた、藤沢の団地大使「nidones」にお部屋探しについてインタビュー。お二人の価値観から見た「良い部屋」とはどんな部屋なのか、考えていきたいと思います。
さらに、無印良品のリノベーションが現在販売中のお部屋の中から、二人の好みのお部屋も選んでもらいました。ぜひお部屋探しの参考にしてみてくださいね。

藤沢の団地大使 nidones
無印良品がリノベーションした築40年の団地で、2023年10月から2年間モニターとして暮らしをレポートしてくれているご夫婦、ミオさん(左)とユウさん(右)。

住まいレポート「暮らしのうらっかわ。」連載中 >

部屋探しで「自分たちらしい暮らし」を見つける

まずは過去二回のお部屋探しについてお伺いしていきます。
3年前お二人が一緒に暮らし始めるタイミングで、MUJI×UR団地リノベーションプロジェクトが手掛けた国立富士見台団地のお部屋にお引越しされたんですよね。どういう経緯でこのお部屋に決めたんですか?

ミオさん(以下敬称略):
もともとYouTubeでおしゃれに暮らす方の動画を見て憧れていました。私たちも、自分たちらしさを出せる個性的なお部屋に住みたいなと思っていたんです。なので二人で暮らそうとなってからは自然と、デザイナーズマンションや、リノベーションされたお部屋を探していましたね。

ユウさん(以下敬称略):
そうそう、たくさん不動産屋さんのWEBサイトを見たよね。でもデザイナーズマンションは無機質なテイストのお部屋が多くて、自分たちの好きな、温かみのある雰囲気とは少し違うかなと。そこで、リノベーションされたお部屋に絞って探していました。

ミオ:
お部屋探しをしている中で「MUJI×UR団地リノベーションプロジェクト」の存在を知りました。白で統一されたシンプルな空間に、少し懐かしい要素も入っているお部屋の雰囲気がとても好みで、一目で気に入りました。あとは実際に見学に行って、共用部分が想像以上に綺麗にお手入れされていて驚きましたね。人のいる気配もあって、でもうるさくなくて、環境がとても良いなと思いました。

MUJI×URでリノベーションした国立富士見台団地のお部屋

その後は世田谷区のヴィンテージマンションに引っ越します。どういう経緯で引っ越しをされたんですか?

ユウ:
もともと色々な場所に住んでみたいなと思っていたんです。でも一番のきっかけは、初めて二子玉川に訪れた時ですね。自然と都会が共存している環境が、理想の暮らしに近いなと感じました。とにかくその周辺に住みたくて、真剣に部屋探しに取り組むようになりました

ミオ:
このお部屋は、窓が大きくて快適そうだったのと、エントランスや共用廊下のつくりが開放的で珍しいなと思って、気に入って引っ越すことにしたんです。

大きな窓が特長的なヴィンテージマンション

住んでからお2人は、DIYでキッチンや床のタイルの色を変えていましたよね。部屋選びの際に内装はあまり重要視されませんでしたか?

ユウ:
確かにキッチンやタイルの色など、自分たちの趣味とは合わないなと感じる部分もいくつかありました。内装はもちろん大切ですが、自分たちで変えれば良いと思っていたので、そこまで気にしなかったですね。それよりも共用部や窓の大きさなど、自分たちでは変えられない部分を重視していました。

改めて住んでみて感じる団地の贅沢さ

団地からマンションにお引越しして、また今、「藤沢の団地大使」として団地にお住まいですよね。団地の住み心地はいかがですか。

ミオ:
もともとは、団地に悪いイメージも特にありませんでしたが、団地が特別好き、というわけではありませんでした。でも住めば住むほど、どんどん好きになっています。

団地に改めて住んでみて感じるのは、本当に贅沢な環境が揃っているということ。特に良いと思うのは、棟と棟の距離がちょうど良いところです。都心の密集した住宅地のマンションだと、窓を開けるとお隣の家の壁が見えることもよくありますよね。団地だと、そういうことがあまりないんです。窓を開けたときの気持ち良さは、住んでみないとわからないですね。

ミオ:
あとは窓の大きさや位置も計算されているなと感じます。正直、それまで住んでいたヴィンテージマンションは、窓は大きいけれど、日中は日差しが入らなかったんです。今の団地のお部屋は、日当たりも風通しもよくて、とても快適ですね。寒くなってきましたが、断熱材やインナーサッシのおかげもあって、朝少しエアコンをつけるだけで昼から夜までずっと暖かいんです。

ユウ:
便利なところも良いですよね。団地は戸数が多いからか、まわりに公共施設や商業施設がたくさんある場合が多いんです。駅から少し離れていても生活に不自由しないので、とても便利ですね。

ミオ:
水回りも内装も綺麗に整っているし、古い団地の良さと新しい室内の良さの、良いところどりみたいなお部屋で本当に満足しています。

いいお部屋は気持ちいい。

最後に、部屋探しをしていたり、団地に住もうか迷っている、という人にメッセージはありますか。

ユウ:
今住んでいる部屋に友だちを呼ぶと、みんな感動してくれるんです。広いし、静かだし、気持ち良くて驚く人が多いですね。『建物が新しくないと嫌』という人じゃなければ、団地のリノベーションはかなりコスパが良いなと思いました。室内に入ったら新築と区別がつかないくらいきれいだし、環境も良いし、本当に不便な部分がないですね。みんなに団地をおすすめしたいです。

ミオ:
しいていうなら階段のお部屋が多いから足腰の強さが問われる、くらいだね(笑)
私はいま、お部屋を選ぶうえで明るさとか気持ち良さが一番大切だと思ってるんです。例えばキッチンに窓があると楽しく料理できそうとか、南北に窓があると風通しが良さそうとか。実際に今住んでいる家で快適さを実感できているからだと思います。そういう条件にあてはまる部屋が多いことも団地の良さだと思います。

二人が選んだお気に入りのお部屋をご紹介

無印良品のリノベーションでは、団地を買い取りMUJI INFILL 0でリノベーションをして販売する取り組みも行っています。販売中の物件の中から、お2人に好みのお部屋を選んでもらいました。
※タイミングによっては既に販売終了している可能性もございます。現在販売中のお部屋はこちらをご覧ください。

ミオさんの選んだお部屋:
滝山団地 #01

ミオ:
私は滝山団地がお気に入りです。このお部屋の好きなポイントは、まず洗面台です。廊下に洗面台があるのが珍しいですが、とても便利そうだなと思いました。洗面台のデザインもホテルみたいで素敵ですよね。広くて使いやすそうです。

あとは、廊下の床の素材や、間仕切り建具の木枠など、細かな部分が可愛くて好きでした。無印良品のリノベーションはシンプルなお部屋が多いイメージがあるので、こういう質感のあるお部屋は珍しいですよね。こうやって少し色味や素材が足されていると、それにあわせてインテリアを選べるので、やりやすそうだと思います。

ユウ:
無印良品の家具も合いそうだよね。シンプルな家具や家電をおいても、お部屋の雰囲気でおしゃれに見えそうです。

ミオ:
あとは、少し奥まっているデスクの場所も良いなと思いました。こうやって周りが囲まれている感じのワークスペースが欲しかったので、とてもうらやましいです。


ユウさんの選んだお部屋:
諏訪原団地 #01

ユウ:
僕は諏訪原団地の部屋が一番好きでした。天井に、床の素材を使っているんですよね。個性的な見た目でとても良いなと思いました。ヴィンテージテイストの家具を置いたらとても素敵な雰囲気になりそうです。

ミオの選んだ部屋とは違って、水回りはコンパクトになっているんです。僕は水回りなどの設備は必要最低限で良くて、その分居住スペースを広く取りたい、と思っているのでちょうど良いですね。

MUJI INFILL 0のお部屋をいくつか見学させてもらいましたが、どの部屋も壁やパーツまで、かなりこだわって綺麗に仕上げられているんです。だからこういう個性的なお部屋でも、やりすぎず高級感があって、とてもかっこいいんだろうな、と思います。

あとは場所ですね。このお部屋に限らず、無印良品のリノベーションで販売している物件は、絶妙な良い位置にありますよね。都心だと人が多くて疲れてしまうし、かといって郊外すぎると不便になってしまう。都心にもいける良い距離感の部屋ばかりなので、どの家も場所はちょうど良いなと思っています。


いかがでしたか。この機会にみなさんもぜひ、自分にとっての「良い部屋」について考えてみませんか。
現在無印良品のリノベーションでは、完成品の物件を販売する「大販売会」を開催中です。