バブル時代の領収書の処理追想

けつかっちんのたつろうでございます。

バブルの時代は領収書を切り放題だったというのは事実だと思います。
ほかにも、タクシーチケットも使い放題でした。
私の上司は部下のOLさんに、「タッケン(タクシーチケット)5枚やるから、今晩デートしよっ」というケシカラン輩でした。
いまではあり得ない経費の使い方はいろいろありましたが、今回は領収書の処理についてまとめときます。

その1 領収書を「割る」

これは、使ったお金を2枚の領収書に割って、受けとるというものです。
会社によっては一軒について限度額がある場合がありました。
サラリーマンの知恵ですな。

その2 日付をずらしてもらう

経理の提出の関係上、日付をずらしてもらうことは多々ありました。
週に3回、キャバクラはまずいっすよね。

その3 金額を書かないでもらう

これは必殺技です。
当時はお店の人も大らかで、金額の記載のない領収書を出してくれました。
「ママさん、カラ(空)でお願い」みたいな言い回して。

その4 二枚もらう

カラの領収書を複数もらう人もいました。
経理に筆跡がバレないように、左手で書くというのも、あるあるでした。

その5 一ケタ増やす

私の部下の女性は領収書の数字に、「0」をつけて、
「1600円→16000円」と一ケタ盛って提出しました。
私は彼女にポケットマネーから1万円あげて、
「もうやめとけや」と言ったのを覚えています。

このようにバブル時代はおじさんもOLも浮かれ放題でした。
ちなみに、一ケタ盛ったOLは、その後、買い物癖がおさまらず、
自己破産しました。

なんか、ナツいというより、やっぱりニッポンの不思議な歴史の一コマとして、
記憶にとどめたい時間でした。

戻りたい?
いえいえ、ボディコン、ワンレンはきついでしょ(笑)。
いい思い出ももちろんないし(笑)。

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