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より良い修正稿のために心がけていること

「初稿よりも修正の方が辛いときあるよね」と、ライターの友人と話したことがあります。なぜか、ゼロから書き上げるより、一度形にした原稿を直すほうが面倒に感じるんですよね。そのうえ修正箇所が山のようにあると、「ライター向いてないのでは」と落ち込み、さらにやる気を削られる。

とはいえ、修正の期限は容赦なく迫ってくる。そのなかで、なるべく健やかな気持ちで、より良い修正稿を完成させるにはどうするか。(そもそも修正のない状態を目指すのは大前提として)日ごろ意識していることをまとめておきたいと思います。

修正作業を二段階に分ける

原稿を書くときに、構成をつくる作業と、それを文章に整える作業に分けている人は多いと思います。

簡単な誤字脱字や一文程度足すとかなら別ですが、1パラグラフくらい追記・修正が必要なときは、書くことを箇条書きする作業と、それを文章にする作業を分けてます。修正をもらってすぐに前者をやっとくだけで心が軽くなるので人間って不思議。

その段階で、編集の意図するアウトプットがイメージできない、それに対して何をどう書けば良いか見当がつかない場合は、箇条書き途中でも編集に相談しておくと、悩む時間を削減できて良いと思います。

修正の意図と修正方法を明記する

修正の自由度が高い場合(「もう少し人となりがわかるように」とか「このエピソードが活きるように」)は、「こういう意図でこうしました」と簡単に書いておくようにしています。修正の意図を汲み取れているか、それに対する修正の方法が合っているのかを編集の方とすり合わせるためです。

また、これを説明できるかどうかで、ちゃんと考えた上で修正しているかをセルフチェックできます。この直し方間違ってるかもと、この段階で気づくこともよくあります。

初歩的な誤字脱字や、「ここに〇〇さんの経歴を足してください」「ここは重複してるので短くしてください」など、具体的に修正方法まで決まっているときは意図も方法も明確なので、書かなくても良いかなと思います。

修正箇所の以外も再度見直す

記事の一部を修正した場合、必ず全体を見直すようにしてます。一部が修正されることで、情報が重複してしまったり、辻褄が合わなくなってしまったりすることは多々あるからです。

また、修正箇所以外に誤字脱字はないか、よりよくできる箇所はないかなども、時間の許す範囲で丁寧にチェックできると良いかなと思います。

編集と議論する姿勢で望む

編集の指摘に対し、違和感を持ったポイントがあるのであれば、ちゃんと議論するようにしてます。その際も「こういう意図でここはこっちの方が良いと思うけれど、どうでしょう?」と伝えられると、意図と方法、どちらが異なるのかを整理した上で議論できます。原稿を磨き上げるための話し合いを嫌う編集者なんてきっといないはずなので、遠慮なくいきましょう。

修正って大変だけど頑張ろうね😭

偉そうに書きましたが、今でも「修正やりたくねえええ」と思うときはあります。ただ、ゼロをマイナスにする作業と思ってこなすより、「1億倍良い記事にしてやる!ワンスアゲイン!」くらいのノリで取り組んだ方が、個人的にテンションが上がるし、アウトプットも良くなる気がするんですよね。(もちろん無理するのは逆にメンタルに良くないし、合う合わないあると思うけれど...!)

というわけで、今日も修正稿と戦うあなたを想像しながら、私も頑張ろうと思います。他にも「こういうことやってるよ!」とかあればぜひ教えてくださいな🙋‍♀️

最後まで読んでいただきありがとうござました!