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言式「解なし」初日

観劇の旅…昨年は春ごろに舞台刀剣乱舞「綺伝・いくさ世のあだ花」と進戯団 夢命クラシックス「うみねこのなく頃にep1」をみた以来なので一年と数ヶ月ぶりに東京へ。


今年は舞台刀剣乱舞で山姥切長義役の梅津瑞樹さん(以下「梅ちゃん」と呼称させていただきます)と太鼓鐘貞宗役の橋本祥平さん(以下「橋本くん」と呼称させていただきます)の演劇ユニット「言式」の旗揚げ公演チケットをまさかの初日当選したので見に行ってきました。

ただ、昨年はコロナの影響でホテルも格安で予約できたのに対し今年はホテルもほぼ埋まってて割高だったので、本当にこの作品見たら帰るくらいのスケジュールで上京し友人が泊めてくれたのでなんとか宿にも困らずに済みました…ほんとにありがとう…。

実は11月も舞台チケット当たって…福岡に行くのですがそちらはホテルも予約できたのでよかった…やはり東京がホテルいっぱいなのかな?

まあ11月の話はさておき。

初の博品館劇場!

初めて行く劇場だったのでGoogleマップ先生片手にようやく到着。
建物はおもちゃや海外の観光客向けのお土産とかを販売してるビルの8階。

中はけっこう綺麗で雰囲気の良い古き良き昭和の劇場って感じでした。

グッズもせっかくなのでパンフにトートバッグにブロマイドも購入。
販売スタッフさんも皆様素敵な人ばかりでよかった。

以下ネタバレです。

で、開演前。
セットが置かれた舞台上、で、2人のラジオ風な会話(録音)が流れていました。
確か「カレーにじゃがいもはいるかいらないか」とか「体の一部を家電にできるならなにをつけるか」とか(笑)意外と橋本くんは突拍子もない考えを披露する子なんだなとwいや梅ちゃんも発言が面白い人ではあるのですが…ツッコミにまわってたのが面白かった。

今回この旗揚げする演劇ユニット(劇団)「言式」は梅ちゃんが演出、脚本をすると聞いて…前々からニコ生や書籍等で小説を書いてたし演出もしたいという話もしていたのでゆくゆくは絶対やるのだろうなとは思ってましたがまさかこんなに早く実行されるとは…。
しかも「ろくまち」や舞台でも共演した橋本くんの演技を見て一緒にやりたいと梅ちゃんが告白レベルで声をかけたとか。そんな2人の旗揚げ公演初日に当たったのか…
…私運使い果たしたか、私の運はチケット当選にしか現状働いてないかのどちらかですね(笑)いやチケット当選しないと見られないのでその運は永劫持っていてほしいのですが(笑)

いよいよ開幕、
白を基調とした衣装にでかいリボンをつけた橋本くんが靴の足音のSEと共に現れ舞台が始まる。
初日は(他は千秋楽の配信で見ただけなので比較対象は少ないですが)この登場だけでかなり笑いが起きてました。

その後ろに梅ちゃんが現れて追走?

セリフは「あ」のみのお芝居。
女と男が出会って共に過ごして付き合って歳をとって…という人生を表現とセリフ「あ」のみで繰り広げる。

そう言えばTwitter上では途中の橋本くん(女)が高いところに登ったところスカートの中が見えて梅ちゃん(男)が「見えてるよ!」と伝えるシーンと出産のシーンがあるのですが主にその二つのシーンに対して笑いが起こったことに対する苦言が話題になりましたが正直「演劇」だし、ついでに言うと世の中そんな綺麗なものではないのだし…こういう表現でも別にいいのでは?と思ってる勢です。

梅ちゃんの演技、初日と千秋楽で変わってましたがでもどちらの表現も面白かったのでまあTwitterで騒がれてアレでしたが逆に違う表現が見られたのでそれはそれでおお…!と思ったのもあるので個人的には結果オーライでした。
感想は人それぞれなので自分が感じたものをとりあえず大事にして他の意見を見て「ああ、こういう考え方もあるのか~」と楽しむのもまた創作物だと思うので。

最後に先立たれた橋本くん(女)を思って墓の前で叫び泣く梅ちゃん(男)。
「あああああ!!」と叫び泣いてる上から「あ」と言う文字の紙が文字通り降ってきたのはびっくりしました。

照明も相まって綺麗だけど切ない。
すると墓の上に橋本くん(女)が傘をさして座っていて、梅ちゃん(男)に手を差し伸べる。
暗転…。

そしてオープニング。
舞台上には大きな箱がたくさん。
文字が書いてあるな…繋げたら言葉になるな…とは思ってましたが初日、確か文字を完成出来なかった?のか何と書いてるかわからなかった(笑)積み上げた箱を2人が勢いよく崩して始まる!って感じを出してたのですが初日www梅ちゃん勢いありすぎたのか箱がひとつ吹っ飛んできて私は二列目だったのですが前列の方のギリギリ前に落ちたのでとりあえず当たらなくてよかった💦アクシデントだったそうです。
ちなみに千秋楽配信、箱の繋がった文字は「言式」になってたのでああ!なるほど!と(笑)
オムニバス形式の舞台なのでここで次のお話に。

次の話は橋本くんが都会から田舎に帰ってきた男の役。役名は「しょーちゃん」と呼ばれてたので役者名そのままなのかも。
しょーちゃん登場時あたりから暗くて見えづらいけどあの我々(座り位置上手前から二列目)からかなりの存在感でそこにいるのが見えるんですよ謎の木に扮した梅ちゃんが(笑)
千秋楽配信だとスイッチングだったのでカメラはセリフがある橋本くん(しょーちゃん)に向いてるので梅ちゃんが映らないんですよねwww逆に面白い。
配信だけ見てるとあの木の格好した梅ちゃんは急に現れるのだからwww

橋本くん(しょーちゃん)は、エアーでななこちゃんという女の子と会話してます。話が進むとこの田舎でしょーちゃんとななこちゃんと梅ちゃんが演じる佐々木というキャラクターは三人仲のいい幼馴染らしい。

梅ちゃんの小説とか書く話、たびたび佐々木という名のキャラクターが出てくるのですが何かありそうですね(笑)


1人、綺麗になったななこちゃんのお誘いに気持ち悪い感じに喜んでる橋本くん(しょーちゃん)(笑)橋本くんのあの振り切った演技はろくまちでもたびたび話題になってましたけどあの表現できる役者、意外といないので橋本くんの面白い見どころの一つですよね(笑)というかやらなさそうな雰囲気なのにこんな表現するんだ!みたいな面白さは梅ちゃんにもあるのでそこはこの2人が合っているなと思ったところの一つかな。

そしてそのしょーちゃんを木になりすましたまま舞台上にずーーーっといる梅ちゃん(佐々木)www

余談ですがこのシーンを何人かに配信を見せたのですが揃って「変な格好で立ってるのに顔がいいのが腹立つ(笑)」と言ってて(笑)

タバコの火を木に押し付けて消すシーンとか良かったですねwww

ななこちゃんとの未来に悶えまくってる橋本くん(しょーちゃん)はついにこの木の存在に気づきますwwwwww

SEの蝉の声が大きく鳴り響いてやっと舞台上が明るくなります。
配信だとここで全貌が明らかなるのがまたいいですねwww

舞台だとずっと観客は「端に変なのがいるぞ!!」という気持ちで見ていた事でしょう(笑)早よ気づけと(笑)

割と長い事1人で身悶えてた橋本くん(しょーちゃん)はその姿を見られてたこともあるけど何より「なんだこの変な木の格好した男!!不審者!!」の感情いっぱいで木に話しかける。
側から見てる観客は「いやあんたもなかなかだったよ(笑)」と思ってるけどw

よーく見ると幼馴染の佐々木だと気づいた橋本くん(しょーちゃん)。

ここから幼馴染ならではの会話が始まりますが、梅ちゃん(佐々木)が動きも相まって相当面白い。
持っていた木の枝をシャカシャカ振るだけで笑いが起きてました。
初日のお客様凄い笑う方多くてそれも相まってめっちゃ面白かったです。とても若い子が2人で前列にいたのが見えたんですけどもうそれは楽しそうに笑うんですよ可愛いですね…なんか観劇っていいな…としみじみ思いました(何目線?)

配信でもこのシーンかなりツボった方がいたのか凄い笑い声が入ってて確かそれでちょっと吹いちゃった梅ちゃんがセリフ一瞬飛んだ?と思われるところも良かったですね「…で!、…で!」って話を繰り返してそれにしっかり頷いて返してる橋本くん(しょーちゃん)も良かったですwww

梅ちゃん(佐々木)はしきりに先日ストッキングにバナナ入れた仕掛けに変な気持ち悪い虫がいて「バナナムシ」と命名までして、もっと欲しいからまた一緒に虫をとりにいこうと橋本くん(しょーちゃん)を誘います。
橋本くん(しょーちゃん)は田舎に戻ってきた理由を明かしそれどころじゃないし、大人になったのに子供のように振る舞ってる梅ちゃん(佐々木)に苛立ちはじめます。

でこのギャグシーンみたいに笑いばかりが起こってるシーンに突如ガラリと雰囲気が変わり佐々木の狂気(笑)が垣間見える。

というのも木の着ぐるみ(着ぐるみ?)を脱ぐシーンが「脱皮」と評されるくらいにはヤバい(笑)
蝉の抜け殻を先生に隠れてトイレの中で闇取引(笑)してた学生は大人になって木の着ぐるみから脱皮しましたよ。

蝉が脱皮したのかなwwwwwwwww

木の枝で叩かれて気絶した橋本くん(しょーちゃん)はその木ぐるみ(笑)を逆に着せられて蝉の抜け殻を梅ちゃん(佐々木)にくっつけられて…何このシーン佐々木怖っ!みたいな展開に(笑)

最後にななこちゃんが現れて前シーンで橋本くん(しょーちゃん)に見せたいものがあると言っていたもの…

まさかの「バナナムシ」(笑)

ななこちゃんも不思議ちゃんかな?www
実は大人になって変わったと思ってるのは橋本くん(しょーちゃん)だけだった?いやしょーちゃんだって実のところ変わってなかったりして、なーんて。

これ、一度に感想書けないな(笑)
後編また後日書きます(笑)






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