英検２級の１次試験に合格されたみなさま、おめでとうございます。
合格したのも束の間、引き続き２次試験がありますが、この記事では、英検２級の2次試験を１週間でどのように対策をするのかを考えていきたいと思います。

前提：いきなり話せるようになることはむずかしい

まず前提として、いきなり流暢に話せるようになることは難しいと考えてください。よくありがちなのが、発音に気を付けて音読するとか、態度点（attitude）の点数を高めるために、とりあえずわからなくても何か英語を話しておくとかがよく言われがちですが、効果は薄いです。
1次試験で培った、単語力や短文の英作文力をベースに、いわば手持ちの武器で戦う方法を身につけましょう。

※英検２級を今回初めて受講される方は、面接の流れを確認しておいてください。以下の公式サイトから、確認できます。

まずは音読から。意識するのは文章の意味

面接室に入室したあと、簡単な挨拶が行われます。ここは点数に関係ないので大丈夫です。挨拶ののちにカードを１枚渡されます。ここからが試験です。
カードには文章と絵が載っています。まずは20秒間黙読をしてくださいという指示があります。（黙読です。）

ここで大まかに文章の意味を掴みましょう。その後、音読するのですが、意味の区切りをつけることができていれば、それを意識して読むようにします。
発音ももちろん大事ですが、次の質問に答えるためにも、文章の内容を理解することを最優先に取り組んでください。

質問を聞くときは、文頭をよく聞いておく。

「試験官の発音が良すぎて何言ってるかわからない」ことはよくあります。ですから、疑問文の文頭はよく聞いておくようにしましょう。
what,when,where,howから聞かれてるのか、それともDo you~?と聞かれてるのかは必ず聞き取ってください。

１つ目の質問は文章から答えを探して答える

１つ目の質問は、文章から答えを探す問題です。カードを見ても構いません。HowかWhyで聞かれることがほとんどだと思います。Howで聞かれれば、By ~ingで答え、Whyで聞かれれば、That's becauseで始めれば大丈夫でしょう。

２つ目の質問は絵を見て描写する問題。形式は決まっている

２つ目の質問は、絵を描写してくださいと言われます。そして、１コマ目の最初の言い出しは、問題文で指定されていますので、そこから始めてください。その後、１コマ目はセリフを話している人がいるので、S said to B "セリフ".と続ければ大丈夫です。
２コマ目、３コマ目は登場人物が２人登場するので、それぞれを描写します。この時に必ず過去進行形（過去形）を使ってください。
大体、行動している人と何かを考えている人が描写されている場合が多いようです。
したがって、考える（think,consider,look forward)などの表現は自由に使えるようにしておくことがベストです。

３、４問目はカードは使わない。一般論に対してあなたの答えが聞かれます。

３、４問目の質問に移る前に、カードを伏せるよう指示があります。その後、一般的な話題を試験官がのべ、それに対してあなたはどう思うのか？を聞かれますので、主張と理由（１個でもいいけど、２個あればベスト）を答えてください。

今から劇的なスピーキング力の向上は見込めない。手持ちの武器の強化を

冒頭でもお話しした通り、１週間で劇的に話せるよになることは厳しいので、手持ちの武器からテンプレートを用意しておくことがベストな選択です。英検２級の公式サイトに解答例が載っているので、それを参考に話す練習をしておくと良いでしょう。
質問が聞き取れなかった場合でも、Sorry? Could you say that again?と１回だけ聞き直すことはできます。
さらに無言はあまりよくないので、考える時はWell…  などで間をもたせると良いと思います。

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