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Rāmāyanaのクラスから:[Venki先生のお話]


Kāncī Math(Ādi Shankarācāryaが建てたVedaを勉強する機関の一つ)においての出来事:
RāmaNavamīのプージャーとRāmāyana Pārāyana(シュローカのチャンティング)の際にĀcāryaが必ず1席余分に設けていました。一人の生徒が疑問に思い、「なぜ誰も座らない席を設けるのですか?」とĀcārya(先生)に聞いたところ、「Hanumānが座るから」という答えが返ってきました。RāmaNavamīのプージャーとRāmāyana Pārāyanaは9日間続くのですが、2,3日経っても誰もその席には座っていませんでした。その生徒はĀcāryaにその事を不満げに言ったところ、「śraddhāとbhaktiを持ち続けなさい」との答えが返ってきました。そして、9日目、RāmaNavamīのプージャーにはどこからともなく猿が中に入ってきて、その席に座っていました。みんな、「猿が来た、猿が来た!」と騒ぎました。その猿はプージャーが終わった後、その場を立ち去りました。Ācāryaがその生徒に「あの席に誰が座っていましたか?」と聞いたら、「Hanumān!」と答えました。Ācāryaは「他の人には単なる猿にしか見えなかったけど、あなたはきちんとśraddhāとbhaktiを持っていたから、単なる猿ではなくてHanumānが見えたのですね。」とśraddhāとbhaktiの大事さを教えました。
[以上 Venki先生のお話]

きちんとVedaの教えのśraddhāとbhaktiを持っていれば毎日の日常にīsvaraが見えてきます。Dharma(法則)としてのĪsvaraを日常に見ることが出来れば今まですべて自分や人のせいにしてきた事もきちんと客観的に受け入れることが出来、きちんと対処ができるようになります。そこで得られる心の落ち着きと安心感は絶大です。そのリラックスしたマインドが沢山の人にありますように。

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