見出し画像

『Once Upon a Time in Hollywood』が初タランティーノだった話②(ネタバレ有)

ギリギリの到着だったのもあって、席は通路側一番はじを選んでおいた。
席に座ったタイミングで予告終了。ロペとあきら先輩には会えなかったが、タイミングバッチリだった🐇🐿️

席に着くもいまだ監督が誰だったか思い出せていないが、そのことは全く気にならず、「ディカプリオとブラピがでるハリウッドの話」であり「シャロン・テート事件」を扱ってる、、そのくらいで私には十分楽しい状態だった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

シャロン・テート事件
1969年にハリウッド女優シャロン・テートがカルト集団チャールズ・マンソン・ファミリーに殺害された事件
(私は10年くらい前に「マリー・ド・ブランブィリエ公爵夫人」という17世紀に実在した毒婦、殺人鬼を扱った作品に携わった時、歴史を調べているうちに偶然「シャロン・テート事件」のことも目にしていたので知っていた。)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

モノクロの映像が主流な時代と相反するようにカラフルな服装と街並みが映し出され、予備知識ほぼない私でも「THE!!古きよきアメリカ」に、これだよねー!とワクワクしながら見ていた。

カラフルなマルチストライプのタイトなニット大きなスクエアサングラススカーフヒッピーファッションも見逃せない。映画前半で見せるヒッピーガール達の仕草の可愛いことよ。。。
ヒッチハイクを断られたシーンと成功してターンをまわるシーンの表情と仕草が最高にキュートですぐ真似してみた。ヒッチハイクの予定はなくとも、いつヒッチハイクする役がくるかわからないので、ありがたく記憶した。笑

物語の本筋はたくさんの解説サイトがあるので詳しくは書かないけれど、画の明るさと相反するように業界の闇やモノクロの映像が所々入る。

「シャロン・テート事件」からさらに明るみに出た問題や、今も問題視されている売春、パワハラ、セクハラへの皮肉が散りばめられてると感じ、唸った。

それはダメだよ!というわかりやすい正義よりも、
「まだそんなことしてるの?かっこわるくない?」
「いまだにあんなダサいことしてくるやつのことなんか気にするなよ」

そんな風に私には聞こえた。
観た人はどう感じたのか聞きたい。

(映画とはずれるが、ここ数日の某ステーキのニュース。。。
ひどく落胆したが、これもいつか皮肉なシーンとして映画やドラマに扱われるのかもな、、そんな風に思った。)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

シャロン・テート事件を知っているだけに、いつ、あの恐ろしいことが、、、という不安もあったが、映画全体でいえばとにかくブラッド・ピットとレオナルド・ディカプリオ演じる2人の関係性が本当に素敵だった。

映画冒頭のディカプリオが怒りと不甲斐なさとで駐車場で涙してしまい、そこで自分のサングラスを貸すブラピの2人のシーン。。。

「え、なんなの、最高すぎない?もう最高じゃん。もうこれ見れただけで私は嬉しいよ」

と拝みかけた。
いや、拝んだ🙏(ので、胸元にポップコーンこぼした)

その後、突然私は監督の名前を思い出すシーンと出くわす。

長くなってしまったので、続きは③に✏️