見出し画像

城山羊の会「萎れた花の弁明」を観てきました!

城山羊の会「萎れた花の弁明」
作・演出:山内ケンジ
出演:岩谷健司、岡部ひろき、岡部たかし、石黒麻衣、朝比奈竜生、村上穂乃佳、原田麻由、J.K.Goodman
劇場:三鷹芸術文化センター 星のホール
観劇日:2023年12月13日(水曜)19:00~

あけましておめでとうございます。
今年も、いい作品に出会いたいものです。

というわけで、年が明けてしまいましたが、
昨年最後に観た作品の感想を。

師走の城山羊の会、しかも、古巣とも言える三鷹芸術文化センター。
楽しみでしかありません。

例によって、三鷹芸術文化センターの森元隆樹さんの挨拶から、
そのままシームレスに芝居が始まります。
今回は、舞台設定も三鷹芸術文化センターの前だったので、
リアルというか、そこまでやるかという感じ。

城山羊の作品は、独特のエロさがあって、
人を欲情させるようなエロではなく、滑稽なエロなんですが、
今回は「性欲」をテーマにしていたようで、エロがパワーアップ。
税金で運用されているであろう公共の文化施設でいいんだろうか?
と思うほど、エロくて下品で、登場人物のサイテーだったりしました(笑)

でもね、(笑)なんですよ。しかも、ときどき(爆笑)です。
岩谷氏は脱ぐし、岡部親子もすっごいことさせられているし、
ものすごく下劣な世界が展開されるのに、
観客みんなで笑って、エロではなく、
上質な大人のコメディを観ているような気分になってくるから不思議です。

今回、個人的にツボだったのは、神様を演じた朝比奈竜生さん。
聞こえるか聞こえないかのような小さな声で、
ときどき、非常に重要なセリフを吐いたり、本当に聞こえなかったり……。
観客みんなで耳をそばだてる状況。初めての観劇体験でした。

そうそう。エロくて下品な芝居なんだけど、
神様が出てきて、啓示を与えてくれるんですよ。
なんかもう超越しています(笑)
至福の2時間でした。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?