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「チャイメリカ」を観てきました!

作:ルーシー・カークウッド
翻訳:小田島則子
演出:栗山民也
出演:田中圭、満島真之介、倉科カナ、眞島秀和、石橋徹郎 ほか
劇場:世田谷パブリックシアター
観劇日:2019年2月11日 ソワレ

ポスターを見て、面白そうだな、と思ったら、すでにチケットは完売。当日券で見ましたが、ラッキーなことに比較的前方の補助席で観ることができました。休憩を挟んで3時間以上。しかも、天安門事件と、その後の米中関係という結構重いテーマ。立ち見の観客もいましたが、立ち見だとかなりつらいのではないかと思います。

難しい内容ではないです。作者が伝えたいこともわかります。ですが、それを、どう受け止めて、どう結論を出せばいいのかが難しい題材。いや、そもそも正解がない題材なのでしょう。どこまでが史実で、どこまでがフィクションなのかもわからず、中国人(チャイニーズ)といっても、いろいろな立場の人がいますからね。後半からぐっと引き込まれたのですが、同時に、頭が混乱しました。

されど、しっかりとした見応えが感じられ、観終えた後、すっきりとした気持ちになれました。演出の力だと思います。主演の田中圭さんは、どうかな? まだまだ力不足かな? と思いました。倉科さんも、難しい役だったとは思いますが、もうちょっと...というのが本音。満島真之介さん、石橋徹郎さん、眞島秀和さんは、素晴らしかったです。とくに、満島真之介さんは、上手い! というよりも当たり役という印象でした。

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