ディズニー映画リトルマーメイドの「アリエル」と「僕」がした先週末の会話(1)

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先週末の午後、出かけようと思ったタイミングで、電話が鳴った。
それは、ディズニー映画リトルマーメイドのアリエルから来た着信だった。

いつも、基本的にアリエルは元気だが、
その日のアリエルはどこかとても落ちつていた。

「ねぇ、ノブ、今、時間あるかしら。」

「あるよ。何かあったの、少し声が低くない、アリエル?」

「もしかしたら、私、疲れているかもしれない。」

「そうなんだ。」

「あのね、実は、最近、エリックとうまくいかないの」

「そうなの?何か、うまくいかない理由はあるのかな?」

「うーん、わからないの。ただね、『あれ、何か違う』って思う事が増えたの」

「そっか。でも、時間が経過すれば、人も変わっていくからね。
 エリックが、アリエルに対して何か言ったとか?」

「うーん。それが、逆に、何も言ってこないの。

 私には娘のメロディがいる。
 だから、これからもエリックと関係を続けたいの。
 一体、どうすればいいのかしら。」

僕がアリエルに相談することはあったが、
今回ばかりは途方にくれているように見えた。

少し時間を開けて、アリエルは言う。

「ねぇ、ノブ、少し変な質問をしてもいいかしら。」

「うん、いいよ。」


ディズニー映画リトルマーメイドの「アリエル」と
「僕」がした先週末の会話(2) へ続く。


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