イタリアの父からのメッセージ(2)


僕たち、東京の人間より、
ずっと穏やかに生活をおくっているはずなのに、

彼にそんな考えが頭にきてしまうことが
不思議でしょうがない。

周りを見回してみると、自分も含めて、

よく「やれ」ている人はいるけど、
よく「いれ」ている人は少ないのかもしれない。

本当は、よく「いる」ことは他者比較がいらないから、
より簡単にできるはずだけど、

情報化の中で生活をしてきたことで、
他者の生活を外から見ることが当たり前になり、

よく「やる」ことしか頭になくなってしまうんだよね。

日本人、とか、イタリア人、とか…ではなくて、

人類は一体これからどこに向かうのだろう。

「自己肯定感がないまま果たされる夢の
 向こう側に待っているものは
 自己嫌悪でしかない。」

僕はそう思うんだ。

よく「いる」ことって何だろう。

あなたは人の記憶に残るほどの努力家で、
既によく「やれ」ているのだから、

今日は短い時間でも、

カフェに入ってそういうことに思いを馳せても

いいのかもしれない。

人と比べないで、


美しく


生きたい。

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