いつも一人だった。だから、「友達」をつくるために英語を勉強した。

僕は「言語」と「シェア」で人生を切り開いてきた。(1)

今の僕を知っている人からすると驚くかもしれないが、
昔の僕は友達がいなくて、小学校・中学校では楽しい瞬間なんて全然なかった。
コミュニケーションがうまくいかなすぎて、休み時間だけでなく、
放課後も一人だった。
児童合唱団の練習が忙しかったくらいで、これといった幼少期の記憶もなかった。

そんな僕ではあったが、唯一、笑っている時間があった。
それは、洋画を観ている時だった。
小中学校の僕はまだ英語が苦手で理解できない事も多くあったが、字幕はあったため、
文字を追いながら主人公とその友人が織りなすコメディ感溢れたその会話を笑っていた。

小学校のようにいじめがあった訳ではなかったが、
中学校も心から楽しいと思える環境からは程遠く、
いつも映画を観ていたのは変わらなかった。

ある日、不思議に思ったのだ。
「学校では笑うことが難しいのに、
なんで僕は映画の中にいるこの人達とはこんなにも笑えるんだろう」

しばらく、考えるうちに、
「この人たちと、友達になって話したい!
同じ言語を話せたら、色々見えてくるかもしれない。」
と、そう思うようになった。

中学校に入ってから、少ししてから、僕は英語学習に意欲的に取り組んだ。
例文を読んで、単語を繰り返して、お小遣いでNHKのラジオ参考書を買って。
英語の授業で頑張っている事を先生とクラスメイトに認めてもらって嬉しかったのか、
だんだんと学校でも居場所を見つけて、楽しい時間が増えていった。

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