メガトン級ムサシのシドルの生態について考察③

はじめに

 しつこいようですが今回もシェダの発生についての考察です。前回、シェダはiPS細胞によって産まれた単為生殖の培養人間という答えを出しましたが、そうなるとアーシェムに食われたグリファースの意味がないという事に今更気づきました。今回は、考察の修正の為に色々話していきます。

チョウチンアンコウの話


 深海魚であるチョウチンアンコウの生殖方法はかなり特殊です。チョウチンアンコウのオスはメスを見つけると真っ先に噛みつき、そのままメスにくっついてしまいます。その後特殊な酵素で生殖機能以外の機能は退化してしまい、生殖機能が無くなると死んでしまうんだそうです。
 この話を思い出した私はアーシェムに食われたグリファースと結びつきました。恐らくですが、グリファースも生殖機能だけを残してアーシェムと同化してしまっているのでしょう。
 そして、シェダはアーシェムとグリファースの子供であり、シェダ同士が生殖すると近親相姦になってしまう為出来ないようになっていると考えました。



シェダの子宮の正体

 28話に登場したシェダの子宮は生体反応機(バイオリアクター)のようにシェダを次々に生産していました。シドルの女王種には人としては例外に一度に多くの卵細胞を放出する事が出来るのでしょう。しかし、それだと一つ問題があります。それは、その機械がなければ大量の卵細胞が成長できず無駄になるという事です。

 そこでもう一つの可能性があります。それは、シェダの子宮はシドルと共生している別生物という可能性です。
 別会社のゲームになりますが、最近新作が発売されたピクミンシリーズには多くの原生生物とピクミンと呼ばれる植物と動物の特徴を併せ持った生物が登場します。そのピクミンの母体であり巣であるオニヨンは、実はピクミンとは別種の共生関係にある生物である事が判明しました。

 ピクミンとオニヨンのように、シドルの女王と子宮として利用されている生物が共生関係にある可能性は充分にありますよね。

 

あとがき

 今回はシェダの発生についての話でした。ようやく、生物としてありそうだという結論のものになりましたね。シーズン3でまた覆る可能性はありますが、個人的に納得する答えが出て良かったです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?