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【考察】『応援したくなるクラウドファンディング』を考える。【拡散・協力側の気持ちとは】

お久しぶりです。中崎雄心です。
最近は職場に勤めたり"同僚とのコミュニケーション"にハマってます。
(オフラインで直接会えるって素晴らしい!)

さて今日は『自分が気になったクラファン』を振り返って改めて言語化を。

基本的には"PICTURE BOOK"というプラットフォームをよくみてます。

https://www.picture-book.jp

主に重視するのは

  1. 支援した事がバレても"恥ずかしくない"他者目線。

  2. "初見の方"とご縁を紡げる丁寧さ。

  3. 支援を通して"自分の理念"を表現出来るシンプルさ。

といった所でしょうか。

他にも“知らない単語を【2つ以上】掲載していないか"などなどは気になりますが…

▼詳しくはこちら。

まぁ折角なのでココから先はダラダラと長文です。

結局その時の懐具合にも寄りますが、「なるほど、こういう価値観の人もいるかもね。」位の感覚で支援者の事情がわかるとちょっとは協力出来るかも。

それではどうぞ。


◾️①『周囲にどう思われるか』は結構気にしてる。


当たり前なんですが、「拡散」するときにはSNSで紹介するじゃ無いですか。

もちろん「口コミ」「オフライン」「チラシ」でも広まると最高ですが、とはいえ『企画者』からすると(原則)「どれだけ企画が拡散しているか」を目視出来るのはSNSの“シェア“であり…

そりゃ勿論『バズる』ならそれに越した事はなし。

但し当然、各自のSNSには『どういう発信で染め上げるか』を丁寧に設計してフォロワー数を育てているケースが大半です。

勿論、ごく個人的な日記や実名で“弱い"アカウントを育てるのも構わない。但し当然、それでフォロワー数が伸びる訳ではないので彼らへの『拡散力への期待』は一旦諦めましょう。

それでもないよりはずっと良い。

で、そこには当然『そのアカウントが“強くて"魅力的だから』という理由でフォローしてるフォロワーさんが大半なので…

いくら知人でも『紹介するとダサくてフォロワーが減るコンテンツ』を支援した事は“誰にもバレたくない“という心理が発生します。

普段から強いインフルエンサーカッコいいブランドがどれだけ丁寧にコツコツ信用を育てたか、という痛み位はせめて想像出来るようにしておきたい。

コレ、何も『強者じゃなければ支援を集めちゃいけない』という話ではないです。

むしろ逆で、『どれだけ強者が弱者私達に対して"応援していい大義名分言い訳"を添えてあげられるのか』という優しさのお話です。

ぶっちゃけ「乞われたから助ける」よりは「自分から率先して助けにいった」方が支援者はモテるので。

体感、『支援した側が主役になれるクラファン』はやはり魅了的に映ります。

▶︎『ドヤれる』のはあくまで支援側。

そんなクラファンは、やっぱ拡散・協力したくなりますね。


◾️②『身内ノリ』で換金するなら手数料がムダすぎる。


ぶっちゃけ、既に関係性があるなら『PayPay』とか『ECサイト』を自分で立ち上げて自前のSNSグループで買って貰えば良いわけで。

コレなら宣伝コストも殆ど掛からず、必要な手数料も最低限。

いや、下手するとリターンが不履行の時でさえ「ゴメン!」「いいよ!」だけで済みかねない。

関係性があるならね。

結果『そっちの方がよりムダなくロスなく最も企画者を応援出来る』以上は、だったら"わざわざ外部のプラットフォーム業者に手数料を分配する意味"が全くなくて…

(例外的にアリなのは、"プラットフォーム側に少しでも手数料を落とした方が、今後得をするコミュニティ"に属している場合。)

昔でいえばお寺のような、或いは集落での町内会費に近いかも。

コレなら日頃身内同士で支援を回して(手数料分を毎回必ず)損しても、しかしいざという時に『属しているコミュニティからの災害保険』が期待出来るので。

※それで新規の住人が増えるかはまた別手段。

となると、いくら金額や人数が大きく集まってても『自分がその“文化"に属したいか』はかなり微妙。

『もしもの保険金を受け取る為には毎月参加負担が必要だけど、それが定額ではなく毎月変動するしコストも予想が出来ない』

かつ、それまで『このコミュニティが腐らず澱まず健全に運営出来るのか』が自分にはとても引っかかる。

ついてに文化に馴染むまではやっぱり大変。

ブロードウェイ級の恩恵アリならまだ分かる。

基本的には『投じたコスト』<『回収できたリターン』が成立しないと『健全なメンタルのコミュニティ』を発展・維持するのは難しいと考えます。

※尚、リターンの中には金銭以外にも「居場所」「地位」「名誉」「学び」「ご縁」そして何より「オモシロさ」等々が含まれます。

企画者が逃げて『無価値ゴミ』を誇っちゃダメよ。

なので原則、自分は

▶︎『新規加入者を排斥する自分たちが外にドヤりたいだけの企画』には関われない。

所属したところで、「じゃあ新規加入者が居ない以上はコミュニティは少子化するし、そして自分が負担を回収する頃には住民は老いて疲弊して貧して消えちゃってるよね。」と結局冷めてしまうので。

(というか、そもそも"他者目線に欠けている"時点で強いギバーもテイカーも興味を持てない。一時住民が集っても、しかし構成員が"弱いギバーonly"だと外部の詐欺師につけ込まれたら一発で村ごとアウトです。)

何も誰も守れない

で、最後。

◾️③『何を支援するか』で自分の理念を語りたい。


だって企画者は誰より『エゴサ』で自分の子供企画をシェアした『拡散者の投稿』を見たいでしょう?

※でなければ素直に銀行なりで融資を受ければ良いし。

拡散に期待しないならクラファンはコスパが悪い

普段自分で「発信」をしても誰が見るかは分からない。

けれど、少なくとも「誰かの紹介」をすればその「紹介された誰か」は必ず見つけるわけで…

例えばキンコン西野さんだって、「サロン記事」や「Voicy」の感想は必ずエゴサして、そして『紹介したくなるクオリティ』だったら"無料で"超級インフルエンサーのタイムラインに勝手に掲載してくれる、という破格のリターンを毎日毎時毎秒やってくれるので。

そう考えると、実は『企画』自体はもっとプレーンでシンプルな構成で全く構わない。

後は個々の拡散者が

  • 「フードロスをなくしたい!」

  • 「環境問題をなんとかしたい!

  • 「挑戦者の行く末を見届けたい!」

  • 「同じエンタメ屋として協力したい!」

  • 「昔世話になった恩人の力になりたい!」etc…

なんて感じで『自らが語りたいエピソード』を添えて"勝手に"拡散しやすいからそれで良い。

(ぶっちゃけ"知らない誰か"のお墨付きの帯が書かれた"知らない本"とか買いたくなります?どうせSNSを使うなら、『"知り合いの人"が帯(引用ポスト)を書いた"知らない本"(クラファン)の方が少しは興味を持ちません?)

拡散者にだってフォロワーはいるんだぞ。

例えば、クラファンの企画の中で『個人スポンサー〇〇さん専用リターン』とか『企画者の知り合いの〇〇さん提供リターン』みたいな"友達の友達のそのまた友達"みたいな"知らない人"が雑に含まれていると紹介の難易度が高すぎる

よく『素人が幕内弁当を真似すると全く売れない』とは言いますが、だって「沢山集める」と当然中には「嫌いな食材」を引き当てるリスクも跳ね上がるから。

いや、下手すると『Aさんの事は応援したいけど、でもこの企画を支援すると(個人的に喧嘩中の)Bさんの宣伝にも繋がるから紹介しない!』みたいな"拗らせ"に引っかかる可能性はかなりある。

なので正直、企画を打ち出す時は『変な色合いはとことん削る』かつ『(企画者の)人間性ではなく(拡散者の為の)"大喜利のお題"に徹する』位で良いのでは?

紹介する文言はこっちで用意する方が楽しいからね。

そうでなければ"やらされ仕事"(無報酬)

実は『企画に魅力がないから支援しない』以上に、『支援しても自分が魅力的になれないからスルーしよう』の方が下心にちょっとはあるのでは。


個人的にはリターン自体は可能な限り『企画者の負担が少ないものもうやっちゃってること』で全然良いので、
(ホントはメールすらなくても良い位)

但し

▶︎『支援した理由』をフォロワーにアピール出来る素材、位にシンプルな企画が紹介しやすい。

です。


さて、ぼちぼちまとめると…

◾️まとめ。


▶︎『拡散するメリット各々のSNSのブランド強化素材』がないとSNS各自のメディアでは紹介しません。

実にあったりまえの事を書いてます。

『宣伝担当』を各自のSNSで自ずと雇う期待するなら、だったら『宣伝したくなる素材』に徹しないと彼らへの"適切な報酬"にはなり得ない。

・『支援してもらう』(お金を払って頂く)
・『拡散してもらう』(労働を担って貰う)

ぱっと見似ているようで、この二つは本来"反する"属性です。

だから『BBQ型』のサービス設計は難しい。

大体みんな上記の"マネタイズ"ばっかりで顧客に価値を打ち出しますが、どうも後者の"営業マンを無限に増やせる"というクラファンの強みを取り逃がす企画が多くて実に惜しい…

折角世の中に多種多様な『敏腕な営業マン』がSNS上で幾らでも増えたのに、どうしてみんな"自分企画者だけしか使えない宣伝文句"を予め商品にダラダラと刻印してしまうのか。

販売機会はまだまだ長いし、後にバズった売り文句を誰かが出してから"後から追記"で他の営業マン協力者が成果を得やすいようにアップデートしたらよくないかい?

折角素材は良いのに、『無駄な調理』で手を加えたせいで(一般の)料理人の参加シロを取り逃がしているのが勿体無いな、というのが最近のモヤモヤでした。

これが何かしらの参考になればコレ幸い。

ではまた。

◾️補足。


個人的には『コレ、仮にキンコン西野さんが紹介しても(西野さんが)損しない品(クオリティ)かなぁ?』位は一応見ています。

Voicyのスポンサーコールを聞いてても、『折角の超一流料理人相手に、なんでこんな素人の"加工済み"の"既製品“を渡しちゃったのかなぁ…』と感じる機会は去年も何度もあったので。

『誰に言わせるか』以前の『何を言わないでおくか』の素材の話。

ぶっちゃけ『キンコン西野さんのプラットフォームを借りるメリット』て、そりゃ『国内トップのインフルエンサーの西野さんが宣伝してくれたら、一発で支払った手数料は帳消しになるから』だと思います。

ポイントは『誰かにやらせる』ではなく『うっかり宣伝したくなっちゃってた!』とワクワクさせる事かもしれない。

コレにてスッキリ。

久々のnoteのリハビリとしては良い感じでした。ではまた。

▼『お喋り』はstand.fmで配信中!(朝10:30に毎日更新) https://stand.fm/channels/5eed41ab9c38bc03262bcf1b 実は割と、爽やかな声をしてる(らしい)。 ギャップが気になる方は、是非どうぞ!