見出し画像

闇の地獄魔法少女パッション★ヘルゲート!【第4話】

第3話に戻りたい?
第4話「この世界の向こう側!」


影が消えた後コンビニ店内に残されたのは店員ただ一人だけ。戦っていた魔法少女達の姿は何処にもない。
困惑と安堵から思わずへたり込む店員。「なにが起こったんだ……?」


その答えは、冥府の底を思わせる光差さぬ冷たく乾いた空間だった。
地は荒涼として、まばらに立ち枯れた糸杉や柘榴の木が見えるばかり。

「どーなってんの、これ!」「ちょっと不味そうね……」パステル☆彡トゥインクルは狼狽!
「うろたえんな!敵の思う壺だぞ!!」フラワーパステルが一喝する。


一方、パッション★ヘルゲートは……

「これで大丈夫」とヘルリーパー。
「助かったわ、あのまま乱戦続けてたらどうなってたか」ヘルフローズンが安堵。「これで思い切り暴れられるな!」ヘルファイアはやる気だ!
「アタシも」「行くよ!」
ヘルチャームとヘルスウォームも加わり、臨戦態勢!

ヘルリーパーがひょい、と柘榴の実を投げた。思わず手にしたのはマリンパステルだ。
「……食べる?」突然の事に戸惑うマリンパステル。
「……食べたら出られなくなるけどね……」「いやあああ!?」絶叫!


「口車に乗るな!トゥインクルミキサー!!」フラワーパステルが仕掛ける!
「あっはい、トゥインクルスプラッシュ!!」マリンパステルも柘榴を放り捨て続く!
「いくよ、トゥインクルメテオール!!」スターパステルも同時に動いた!

「ローカストレギオン!!」ヘルスウォームのイナゴ軍勢が瞬く間に花吹雪を食い尽くし、フラワーパステルに迫る!
「氷結風花!!」ヘルフローズンの扇から冷気が放たれ、一瞬にして波飛沫をマリンパステルの足元まで凍らせる!
「チャームボルト!!」ヘルチャームが放った紫電の矢が次々にスターパステルの流星を撃ち落とす!

……そして!

「獄炎拳!!」「うあぁーっ!!」ヘルファイアの炎を纏ったパンチでフラワーパステルが吹き飛ぶ!
「「リーダー!?」」「あいつら店の中より強くなってる……」

そう、この空間ではパッション★ヘルゲートの魔力が数倍になっているのだ!

「アレやるしか手はないわ」


第5話に続くのよ!

スキするとお姉さんの秘密や海の神秘のメッセージが聞けたりするわよ。