【今日覚えた単語を文章化】

※新しく覚えた単語には太字にしてあります

自己肯定感の強い人間というのは、概して自らに対する採点が甘いものである。加えて、あらゆる事象に対して道具主義を引っ張り出し、あたかも自分は得をしているかのように騙り始める。しかしそういった人間こそ、いつの間にかトートロジーに陥っており、その奸智に気がついた鞭を打っていたはずの死に馬に蹴られるのがオチである。そして、それに対する反駁さえも思い浮かばない醜態を晒すのだ。

立ち返って私自身も、どちらかと言えば自己肯定感の強い人間であると思われる。気が付けば、他人との対話において水を向けるような口調や、通り一遍な返しが多々溢れでている。そんな最近の言動に、自分でも空恐ろしさを感じずにはいられない。

思うに、自己肯定とは外界から身を守るための厚い皮である。それは厚ければ厚いほど自己を守ることができるが、しかしその分外界との隔たりが生じる。ならばいっそ、ペーパーバックのように自らをもろに曝け出してみたいものだが、それはそれで変態的である気がしてならない。程よい自己肯定とは如何ほどなのか、誰か証明してくれる者はいないのだろうか?

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