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巻き込み、繋がり、助け合い。

少しでいい、少しだけでも素直になれたら
こんなにあったかくて、大好きなものを受け取れるのかと思った。

「待って!」
って初めて走った。
「そっか、またね」って言ってから、いや、やだやっぱり引き止めたい。
わたしも動けるんだ、って。
動こうと思えるんだって、自分でびっくりした。


「言葉の企画」がラストだった。
まさか最後の日に、こんな気持ちになるなんて思ってもみなかった。
阿部さんがこの最後の講義の初めに言った「ラストとスタートは似ている」。
ほんとだな、って思いながら聞いた。
今日で終わって、またこのみんなと新しい関係が始まるんだなって、素直に思ってる自分がいた。

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この扉を初めてくぐった5/18には一ミリも想像できなかった気持ちがたくさんある。こんなに大好きな人たちが増えるなんて思いもしなかった。普通に講義に通うぐらいでしょ、座学か。くらいの気持ちだったと思う。

違ってた。

企画祭の買い物を一緒にして、買ってきた崎陽軒のお弁当を一緒に食べた。
食べてる友達の写真を撮りながら、一緒に食べることが当たり前で、呼吸をするみたいに居心地がよかった。
ごはんを食べてる私たちの横に、別の友達がやってきて笑いながら話して横に座って、そこにカレー作りを手伝ってる友達がきてまたみんなで笑って。また別の友達がウェルカムドリンクあるよって、泣きそうになるくらい嬉しい言葉を添えて「すだちスカッシュ」を届けてくれた。何だろう、この目の前に見えてる幸せな空間って思った。もうこの時点で泣きそうだった。

ずっと素直じゃない、って言われてた。
考えてから動くことが当たり前すぎて、よく分からなかった。
むしろ大好きって言える状況も、ハグしちゃう感じも、わたしとは遠い別の次元の話くらいに思ってた。わたしがやることはないだろうなって。

正直、通うことを決めてから冗談かなって思うくらい仕事が忙しくてめちゃくちゃ怒られたし、追い詰められてる状況で課題をやるのがとにかくきつくて。単純に時間的なこともだけど、課題をやることで、自分と向き合わなきゃいけないことが苦しかった。意図が読めない、できない自分を見るのがすごくきつかった。言葉が出てこない、どう伝えたら伝わるのかつかめない、もうそれは味わったことのない苦しさだった。

だけど、講義が終わって全員分のコメント入りを見たり、感動メモを書いたり読んだり毎回本当に勉強になったし、こんなに受け取ってもいいのかと思うくらいそれはすごい宝物だった。

月1の少ない時間を、みんなでいい時間にしたい。そう思ってすぐに動ける人たちがたくさんいた。相手を思いやれる、本当に優しい人たちで、どんなに遅くてもいつでも待っててくれた。向き合おうとしてくれた。講義の時間以外でもいっぱい連絡をくれたり、言葉をくれた。
嬉しいね、楽しいね、大好きだよって全力で言ってくれる、受け入れてくれるみんなのおかげで、言えなかった言葉を自然に伝えられるようになった。

いつも笑顔をくれてありがとう、大好きだよ、楽しいね。

最後の講義。私たちは人数が多い。だから全員ではなくて発表したい人だけだった。
だけど、じゃぁ1人目!「おぉ〜!」ってみんなが盛り上げて、あったかい空間でそれぞれの発表を聞いてる。聞きながらその人との思い出も、話したことも浮かんだりした。がんばれがんばれ、緊張するよね、がんばれ!って心の中でいっぱい応援してるくらいの距離になれた。何度も泣きそうになって、笑顔でこらえた。

ひとりひとりに伝えられなかったから、ちゃんとこの気持ちを残そうと思う。

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人と関わることの大切さを教えてくれてありがとう。向き合ってくれてありがとう。みんなだって悩んでるって教えてくれてありがとう。つらい時話を聞いてくれてありがとう。

これからもよろしくね。


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