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市販品のクラウドファンディングはどうやればいいの?

「チーム村松の会議室」では、ファッションデザイナー村松啓市とその挑戦を支えるチーム村松の定例会の内容を、毎回公開しています(※内容は連載ではありません)。今回は「市販品のクラウドファンディング はどうやればいいの?」ということについて話し合いました。

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●チーム村松が挑戦していること

村松啓市がディレクターを務めるニットブランド「AND WOOL」では、ニット製品の製造工程の一部を「在宅の編み職人さん」にお願いしています。これはさまざまな事情で外に出て働くことが難しい方たちに、「AND WOOL」が雇用を提供することができないか?と考えて始めた取り組みです。おかげさまで、私たちの活動に賛同してくださる方、雇用を必要としている方から、数多く問い合わせをいただいています。そこで、この「雇用創出」の活動をさらに広げるための資金調達をするために「クラウドファンディング」に挑戦しようと考えました。

●チーム村松のアクション

この「クラウドファンディング」を行うにあたって、まず決めなければならないことは次の3つです。

①利用するプラットフォームを決める
②クラウドファンディングのテーマを決める
③リターンを決める

「①」については「キャンプファイヤー」を利用することに決めました。「②」については「展示会もしくはワークショップの開催」にしようと決めました。

そして最後の「③」についてです。チーム村松のこの「クラウドファンディング」でのミッションは、次の2つであると私たちは考えていました。

・商品の予約注文をとること
・雇用創出という社会貢献に賛同してくれる方から支援金を集めること

ここから、リターンについては「AND WOOL」製品と社会貢献としての支援(リターンなし)の組み合わせにしようと考えていました。

●ここで発生した問題

「クラウドファンディング」で市販品の予約販売を行う場合には、いくつかの規約をクリアしなければならないことがわかりました。「キャンプファイヤー」の規約には、次の2つが挙げられています。

・一般に市販されている、もしくは定価がある商品やサービス(自らが提供するものを除く)
・一般に市販されていないが、自らが提供する商品で定価があり、リターンの価格がその定価との間に著しく差額が生じるもの

つまり、予約販売を行いながら支援金も集める、ということをするのは規約違反になってしまう可能性が高いということです。

「クラウドファンディング」の成功事例をいろいろと調べて見てみると、「クラウドファンディング」用にオリジナル商品を用意したり、非売品のノベルティなどを用意しているものが多いことに、ここで気づきました。

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●今日の会議のまとめ

現在のやり方では「クラウドファンディング」の規約違反になってしまう可能性が高いので、リターンを工夫するか、もう一度方向性から検討し直す必要があります。市販品をリターンとした「クラウドファンディング」の成功事例などを参考に、改めて検討したいと思います。

●今日の村松の弱音

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◯おまけ 〜本日の会議おやつ〜

↓スターバックスのクランチーチョコレートスコーンとラテ

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