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100 モトは「あつめるもの」だ(おやモト)

おやすみ前の #モトの話  100

わしら人間のココロというものは、モトというエネルギー源のようなツブツブが集まってできてまして、コレが足りなくなるとネガティブな気持ちになる、だから増やしてやるとアガるよー!というのが『モトの話』です。覚えてますか?初めて読む方、はじめまして😁

他者とは何か? を考えるとき、一番大事になることをもう一度。

・相手のすることは、モトあつめである

これはもちろん

・自分のしていることは、モトあつめである

という意味でもあります。わしらの「行動」というものは、全部、ぜーんぶ『モトあつめ』なんです。モトが欲しくてやってるんです。

にもかかわらず……モトが集まらなくて幸せを感じられない毎日を送っているひとも大勢居ます。日々のストレスと戦いながら、カネやモノが少ないことを嘆き、周りのひとを嫌いながら、明日におびえて眠りにつく……こういうひともやっぱり『モトあつめ』をしています。え? と思うかもやけど、こういうひとは

・モトを失いたくない、相手に渡したくない

という、守る『モトあつめ』に終始しているんです(これは実体験だから本当によく知っています、ツラさも含めて)。これは『許す』という動作の真逆の行動です。何度も書いている通り、許すという動作は

・相手に自分のモトを少し与えることで「二番目」のモトあつめを促す

という動作のこと。はじめにこちらが、相手に意識的に注意を向けて、そして相手のココロをモトで満たして、そして送り返してもらう、という動作なんです。相手が怒っていようが、寂しがっていようが、悲しんでいようが、こちらからモトを分けてあげる=注意を向ける≒話を聞いてあげるんです。

こんなとき、最初に出てきた

・相手のすることは、モトあつめである

という知識が役に立ちます。どんな感情をどう表現しているひとも、みんなやってることは「自分のモトあつめ」だと知ること。そうすると、怒っているひとも嫌がらせしてくるひとも、怖くなくなりますよ……なーんや、そういうことかーと理解できるから、全部ただの「一番目のモトあつめ」なんやと分かるからです。こんな時ちゃんと【自分ファースト】ができていれば、余裕を持って『許す』ことができます。持っているから、与えても平気なんです。

続きは次回!


「ニンゲンのトリセツ」著者、リリジャス・クリエイター。京都でちまちま生きているぶよんぶよんのオジサンです。新作の原稿を転載中、長編小説連載中。みんなの投げ銭まってるぜ!(笑)