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0043:うにのトゲ理論

わしらは「ひとりじゃない」けど「ひとり」

うにのトゲ理論(0042)の続きです。

ちょっと復習しますね。わしらは、自分で「自分と他者」を分けている、という話から、では「自分とは何か」という話になって、そんで、この「自分と他者」を分けつつ、かつすべてが自分である、というのを、同時に満たす回答としてわしが用意したのが

「命は本当は一つしかなくて、わしらはその大きな塊の、トゲトゲの先っちょである」

という話です。これをわしは

「うにのトゲ理論」

と呼ぶことにしました。前回。
d(^~゜ )

正直、わしに前回この話をされても、全然ピンとこなかった汝が、大勢いるんじゃないかと思います。
(^~^;)

なので、なんでわしがこんな考えに至ったか、その辺からいきましょうか。


幽霊の数

突然ですけど、幽霊って、何体いると思います?
(^~^ )

わし、子供の頃からこれがずっと不思議でね。だって、死んだら幽霊になるんでしょ? 地球が生まれて45億年、すごくたくさんの生き物が、生まれては死んでいるわけじゃないですか。そんでもって、今もどんどん、新しく生まれては、死んでいくわけでしょ?

人間だけ考えても、膨大な数の幽霊がすでに存在していて、そんでさらに増え続けているわけですよ。地球規模で考えたら、現在一秒間に何人か死んでるんでしたっけ?
(^~^;)

これでは、あの世が幽霊で溢れてしまうんじゃないか・・・ちびっ子のわしはそう想像して、ハラハラしていたもんです。変な子供(笑)。

輪廻転生があるじゃないか、とおっしゃる汝もいらっしゃるでしょう。そうなんですよ。
d(^~゜ )

古い魂がリサイクルされて、新しく生き物に宿って。これなら確かに、あの世が幽霊でパンパンになる心配はなさそうです。一安心。
(^~^ )

けど・・・まだ疑問が残ります。命って、全部で何個あるの? という疑問です。


わたしは命をふたつ持ってきた

汝らも「ウルトラマン」という特撮テレビ番組、ご存知ですよね? もちろん初代です。

ウルトラマンが最終回でゼットンにやられたとき(地味にネタバレ)、ゾフィー兄さんが光の国から、なんと「命」を持ってくるんです。2個も!
Σ(^~^ )

ほんで、第1話で死んだはずのハヤタ隊員(ウルトラマンになる人)とウルトラマンが、その「命」で復活するんですけど、実際問題として、命って、どこに何個あるんでしょうね? 鉱山で掘ってくるんでしょうか?
(^~^;)

現在、地球の人口は、どんどん増えているそうで、今は70億人でしたっけ? 異性が35億いるんでしたね。わしとは無縁なんですけどね0024)。チクショー!!
(T~T )【血の涙】

となると、さっきのウルトラマンみたいに、持ち運んだり、1個2個と数えたりできるようなものが命なんだとしたら、命そのものがどんどん増えていないとおかしいですよね。で、原料は? 誰が作ってるの?

命に関する疑問は尽きません。でもね、もし、はじめから一つしか無かったら、どうでしょう? これ以上、命は増えないんだとしたら。


ポケットの中のビスケットが(割れて)増えていくように

一個のとうふを、半分に切ったら、二個になります。量は減りますけど。

それをさらに半分ずつにしたら、四個になりますよね。

何が言いたいかっていうと、量を気にしなくていいなら、一つのものをどんどん分けていくと、数は増えていくんです。おおもとに、一つだけあれば、あとは無限に増やせるってことになります。

現実の世界では、豆腐には質量がありますので、分子の数以上には分割できないのですが、おそらくわしの「うにのトゲ理論」のいう命のカタマリは、この世界よりずっとずっと大きいので、いくつに分割しようが、地球の人口が何人になろうが、全然へっちゃらなくらいのキャパがありそうです。

なので、このうにのトゲ理論を使えば、先の「命って何個まで増やせるのか?」の答えが簡単に分かります。答えは、理論上は無限、ということです。実際は、すごい数だけど、限界があるのかもしれませんけどね。

*ごちゅうい*わしのはなしをしんじるな。

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これは、拙ブログ『人生はなぜ辛いのか、と思った時に読むブログ』からの転載です。イラストや強調で分かりやすい、本家サイトはこちら。
https://jinseihanazeturainoka.blogspot.com/
このブログの文章を初めてお読みの方は、ぜひ第1回からお読みください。
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「ニンゲンのトリセツ」著者、リリジャス・クリエイター。京都でちまちま生きているぶよんぶよんのオジサンです。新作の原稿を転載中、長編小説連載中。みんなの投げ銭まってるぜ!(笑)