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0080:終わらない恋はあるのか

長続きするカップル

前回は「恋が終わる時」について、モトの視点からお話しました(0079)。

モトのやり取りを、恋が終わってしまったほうが打ち切ってしまうことによって、ダラダラしたモトの循環が崩れ、一方的になってしまう・・・それが好き嫌いゲージ(0015)を減らしてしまうんでしたね。

あんなに愛しかった君のエクボが、アバタに見えてしまう瞬間・・・恋の終わりとは、切ないものです。
(T~T )

でも、すべての恋人が、こういう悲しい終りを迎えるわけでは、ありませんよね。そのまま一生を添い遂げるカップルも、もちろんたくさんあります。

出会いもお付き合いも、すべて「ご縁」だと言われますし、実際そうなんだろうと思うのですが(要は「シナリオ(0011)になんて書いてあるか」がすべてなんですがね)、ラブラブなまま添い遂げるカップルは、こういう『恋の危機』を、どうやって乗り越えているのでしょうか。

もし汝が、恋の続かなさに悩んでいるなら、こういう人たちに学ぶことは、多いのかもしれませんね。


恋の破滅

0035)でも書いたけれど、恋愛の関係を一度結ぶと、その先は『人間関係』になりますよね。恋愛、恋愛というけれど、結局は「人間関係」をうまく運べるかどうか、という話になります。

さて、恋愛関係になった時、モトが二人の間でギュルギュルやりとりされることになるんだけど、それはあくまで「性欲」が続いている間です。

性欲=カラダからの信号、でしたね。(0077)で書いたようなホルモンが、脳や神経を刺激して電気信号を起こし、ココロを動かすことで、恋愛感情が発生するんでした。

この信号が途絶えた時、恋の気持ちはスパッと消えます

その後に残るのは・・・そう、ただ純粋な「人間関係」だけなんですね。お隣さんやご近所さん、勤め先や家族、そういう人々との関係と同じ、ただの人間関係に変わるんです。

それに気づかず、いつまでも恋人同士の頃のような、モトの激しいやり取りが続くと思い込んでいると、相手の「恋の信号」が先に終わった時、モトがもらえなくなったことに怒ったり、悲しんだりして、ついにはその先にあったはずの「人間関係」を壊してしまう・・・。

これが結局「恋が破滅する」原因なのですね。
(T~T )


モトの奪い合いをやめる

だから、結局「人間関係」をどう良好に保つか、という話になってしまいます。

そのために必要なのは、やっぱり「モト」を意識しているかどうか、そして、不用意に相手のモトを奪うのではなく、お互いにモトを生み出し合うような良好な関係を、「二人で」築いていけるか、ということですかね。

もちろん、言うは易く行うは難し、なんですけどね・・・。
(^~^;)

どちらか一方が、一方的にモトを与えたり、奪ったりする関係は、ココロにとっては不健全です。人生が辛くなってしまいます。

お金のために、とか、家族のために、どうしても・・・という場合も、あるんでしょうけどねぇ・・・。
(T~T )

もし、モト欲しさに暴力を奮ってくる相手がいたら、すぐに逃げてくださいね(0025)。そんなのは、恋愛がどうこういう話ですらない。

そして、相手との関係でふさぎ込むことや落ち込むことが増えてきたら、親しい第三者に相談しましょう。場合によっては、カウンセリングや心療内科に行きましょう。それももはや、恋愛とか言ってる場合じゃないです。

汝のモトは、汝のもの。汝は相手のモトの財布じゃないんです。


相手を変えられる自信がないなら、野に放ってしまうのも、相手への愛情だと言えます。汝とは別の相手が、相手を変えられるかもしれないし、汝との破局が、相手を変えるかもしれません。

でももし、お互いがお互いを尊敬し合い、一緒にいることでお互いがモトを増やし合い、そしていくら相手に注いでも、尽きないほどの「愛情」(=モトの0035))を生み出すことができれば・・・二人はいつまでも、一緒にいられるんじゃないでしょうか。

そんなカップルは、長年連れ添っているのに、性欲そのものも、なくならなかったりします。わしのいう「愛情」が、性欲を呼び起こし、いつまでも恋人同士のようにいられるのかもしれませんね。うらやましいことです。
(^~^ )

・・・そんな相手、わしにはいったいいつになったら現れるんでしょうか。ていうか、なんで現れないんでしょうか。

不思議ダァーーー! 不思議なんダァーーー!
(T~T )【血の涙】

では毎度おなじみアレを。わしの話を信じないこと。

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これは、拙ブログ『人生はなぜ辛いのか、と思った時に読むブログ』からの転載です。イラストや強調で分かりやすい、本家サイトはこちら。
https://jinseihanazeturainoka.blogspot.com/
このブログの文章を初めてお読みの方は、ぜひ第1回からお読みください。
https://jinseihanazeturainoka.blogspot.com/2018/09/0001.html
今回のエントリーのページはこちら。
https://jinseihanazeturainoka.blogspot.com/2019/03/0080.html



「ニンゲンのトリセツ」著者、リリジャス・クリエイター。京都でちまちま生きているぶよんぶよんのオジサンです。新作の原稿を転載中、長編小説連載中。みんなの投げ銭まってるぜ!(笑)