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0011:レコードのミゾと人生のナゾ

レコードの溝

汝はアナログレコードを見たことがありますかな? あの黒くて丸くて薄いやつです。
僕らの世代までなら、まだ馴染みのあるメディアだとは思うのですが、最近の若い世代の汝は、もしかしたら実物を見たことすらなかったりするのかもな、と思います。

CDならあるでしょうか? 最近は音楽配信も盛んだから、CDすら見たことない世代の方も、いるかもしれませんね・・・恐ろしい(笑)
(^~^;)

で、アナログレコードの話。

レコード盤には、細かい溝が、渦巻き状に彫ってあります。その溝に針を置いて、溝の細かいギザギザを振動させ、その振動を増幅して音楽にしています。

この原理を発明したのは、かの発明王エジソンだと言われていますね。彼が発明したレコードは、トイレットペーパーの芯のような形だったそうですけど。
(^~^ )

さて、汝らがレコード盤を上から見た時(CDでもいいです、原理は似ています)、溝が彫ってあるのは分かるのですが、そこに音楽がどんなふうに入っているのか、ぱっと見では分かんないですよね? 分かるレコードマニアもいるらしいですけど・・・

ただ、そこに、音楽が1曲まるまる入っていることだけは、知っていますよね。

何が言いたいかっていうと、わしらの人生は、この溝のようなもんなんですよ。


なぜわしは石油王の息子ではないのか?

さて本題。

人生には、予定があります。

人生で起こるすべてのことは、ほぼ決まっています。(0010参照)

わしらが、その場その時、どんな選択をし、その結果どういうことが起こるのか、その辺まで、細かく決まっています

・・・ね? 結構寝耳に水レベルじゃないですか? そうでもない?(笑)
(^~^;)

びっくりついでに、もういっちょ。

それらは、自分で決めてきます。

天国にいる間、練りに練って、次の人生でどういう人と関わって、どういう体験をして、どういう死を迎えるのか、バッチリ計画を立ててから、わしらは生まれてくるのです。

・・・びっくりしてますか? 意外と驚いてなかったり(笑)
(^~^;)

さて、わしも、ここを見てくれている汝らも、人生が辛くて、もう生きるのしんどい! という思いがあると思います。ですので、こんなふうに言われると

「んなアホな!!」

とお思いになるんじゃないかと思います。

どうせ自分で決めてくるなら、どうして今、こんなにシンドイ思いをしているのか、と。

自分で自由に決められるなら、石油王の息子とか、爆発寸前のリア充とか、マリリン・モンローとかに生まれてくるわい!(笑)と。

その気持ち・・・よくわかります・・・わしも石油王の息子に生まれたかった・・・自宅に動物園作りたかった・・・(アラブに実際にいらっしゃるそうです)。
(T~T )

でも、そういうもんでもないんですね。やっぱり、わしらは『自分』をやろうと思って、『自分』に生まれてきます


人生を『再生』する

さっき、レコード盤の話をしましたね。

人生は、あれの溝です。レコード盤が人生の予定表みたいなもんだと思ってください。

溝のはじめの部分に針を落とすと、曲の最初から音楽が始まります。

わしらの人生も、生まれたところから、スタートします。

そして、レコードプレーヤーの回転にあわせて針が溝を進み、音楽が奏でられていきます。

わしらの人生も、時間の流れに従って、成長から老化へと進んでいきます。

そして、溝に掘られた音楽の部分が終わると、音楽は終了します。

わしらの人生も、死んでしまうと、終了します。

こんなふうに、音楽がテンポにあわせて最初から順番に音を奏でて成立するように、人生も、最初から最後まで、時間の流れにそって順番に進んでいきます。

そんでもって、作曲者は、誰あろう、汝自身なんです。

大事なことだから、よく覚えておいてください。

汝は、自分で作った『人生』を演ってみたくて、生まれてきているんです。


人生を『俯瞰(ふかん)』する

というわけで、汝らの人生は、現在再生中です。

レコードには、レコードプレーヤーがあります。では、人生のプレーヤーは何かというと、ご存知『時間』というものです。

この『時間が流れる』ということが、地獄の特徴でもあります。地獄では、時間は過去から未来へ、一方向に流れます。わしらは地獄で暮らしていますので、これは当たり前のように見えますが、こんなことが起こるのは、地獄だけです。

天国では、時間は流れません。すべての時間が同じ軸上にあります。だから天国では、レコード盤を眺めるように、人生全体を上から見ることができます

もう一度言いますよ、天国では

自分の人生の始まりから終わりまでを、上から一度に見れるんですよ。

レコードの溝を、上から眺めるような感じで。

不思議でしょ?? 感覚的に、よくわからないかもしれませんね。

でも、こればっかりは「そうだからしょうがない」んです。頑張って覚えてください(笑)。
(^~^;)

そういう視点から見ると、わしらの人生をちゃんと理解するには、この「時間と空間の関係」みたいなもんが重要だったりします。

けどまぁ、難しい話になりそうなので、そのへんはまたの機会にしましょう。
d(^~゜ )

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何度も言いますけど、ていうか毎回言いますけど、わしの話を鵜呑みにしないでくださいね。かならず、うがった見方で、疑ってかかってください。約束ですゾ!
(^~^ )

次の話:(0012:人間死んだらどうなるか
前の話:(0010:天国の記憶
これは、拙ブログ『人生はなぜ辛いのか、と思った時に読むブログ』からの転載です。イラストや強調で分かりやすい、本家サイトはこちら。https://jinseihanazeturainoka.blogspot.com/
このブログの文章を初めてお読みの方は、ぜひ第1回からお読みください。https://jinseihanazeturainoka.blogspot.com/2018/09/0001.html
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https://jinseihanazeturainoka.blogspot.com/2018/09/0011.html



「ニンゲンのトリセツ」著者、リリジャス・クリエイター。京都でちまちま生きているぶよんぶよんのオジサンです。新作の原稿を転載中、長編小説連載中。みんなの投げ銭まってるぜ!(笑)