ハプニングバーに行ってイった話

noteは、書き出しの前に「お疲れ様です、思ったままに書きましょう」とかめんどくさいことを書いてきます。
こっちは書きたいことを書きたいのだけれど、あえてそういうことを書かれたら書きたい気持ちも無くなるし何なん君はと思ってしまう、心の弱さが自分にもあります。

題名の話ですが、肉体的にも疲れましたし精神的にもだいぶまいりました、
私は今日そういうことを書こうと思います、題名の通りです。

ハプニングバーと言われて、色んな人が色んなことを思っていいと私は思います。
文字通りハプニングがあるバーなのかハプニングとは何かバーの要素とは何なのかむしろ起こってしまったらどんなことになるのか法的に罰せられることとかあるの?成人男性で真っ当な人生を送ってきた人だからこそ思うかもしれない
せめてそういう場所だからこそハプニングはあるべきではないのか

色々なことに思いを巡らせ、予約BBSに来訪の書き込みをしました。
ちなみに自分が行ったのは「初心者day」です。

当日、タコスを食べたい欲が出た私は、バーの近くにあったタコス屋に行き、
雨が降る中ひたすらタコスを二切れたべ、トマトのなんか美味しいのを食べて
5本ほどタバコを吸い、三代欲求である食欲とニコチン欲を取り敢えず満たしました。あとは性欲だけだな〜なんて思いながら。
当日は朝6時からの仕事で3時上がり、翌日も朝6時からの仕事でしたが
もう知りません。多分起きれる。というか車で来てるから酒は飲めない。
平日は飲酒しなければ朝5時に目覚ましなしで起きている私としては余裕の行動でした。

元嫁と数ヶ月前に離別し、晴れているのかわからないけど
取り敢えず一人暮らしで名実ともに自由の身。
元嫁が浮気相手と再婚するという決意を固めているとなれば尚更です。

show must go on

何も私を止める理由はない、店に入った時はそう思ってました。

20時前くらいだったか、当日の来訪の電話をし、私は店に入りました。
まだ本格的に人が入る前で、人入りは少なく、やったるで〜というギラギラした男性が数名いる程度で、取り敢えずカウンターに座りました。
私がやったるで〜感を出していたのかは分かりません、
今となっては、多分出していたのだと思います。

私が入って10分程度経過した後でしょうか、
ひとしきり男性陣の自己紹介が終わったくらいで一人の女性が来店されました。
仮にaさんだとします。
私が座った席はカウンターの端で、他の男性陣は対局側のカウンターに2名ほど、カウンター席は6、7席程度あったかと思います。
マスターは私の隣にaさんを座らせました。

「女だ。  ハプバーで隣に女が座った」

私はそう思いました、だって普通に女の人なんだもん。思うでしょ。
いや、あるやろこれ

でも生粋の芋な私は「急に知らん女の人と仕事以外のプライベートな話をする」
という経験が結婚してから10年くらい無く会話に困りました。
幸いタバコを吸うので、話をきちんとする前はひたすら喫煙をしていた記憶があります。なんなら「あんまり沈黙が気にならない人なんですね〜」とか
言われたり。

終わってます。

コミュニケーション能力って社会人になったらまあまあ備わるものなんじゃないかと思ってましたが全然違いました。まあ、そんな話はいいとして。

隣に座ったaさんは帽子をかぶっていて、カウンター越しということもあり
あまり横を見ることもできず、私は話を辿々しくしていたのですが、
相手の手を見る限り、60〜70歳の方でした。
手と首は年齢を誤魔化せない、というエッセイを何かの本で読んだ記憶があるのですが、ほんそれ、え???顔見れんけど手はこれ湯婆婆やん??みたいな感情が自分を襲ってきます、女…?生物学的にはそうかもしれんけどえぇ〜やだな〜って普通に思ってしまいました。

いや、別に誰が悪いとかそういう話をしたいわけではないし、勝手に嫌がっている自分側が多分悪いわけだし、若いとからすれば自分もアラサーアラフォーくらいの年代なわけだしそういう不特定多数が訪れる場所に訪れているわけだし、
でも他の席にいる男らはやばい人きた空気を出してダンマリを決め込んでいるし…

マンツーで話をしなければならない私にとってはなかなかに刺激的な時間でした。
お互いのsだのmだのの、私にとっては当たり障りのない、
むしろ当たり障りがない話であってくれという話をした後、
突如aさんが「プレイルームって知ってますか?」という話をしてきました。
もちろん知ってます!とはすぐには言い切れませんでした。
というか人生でハプバーのプレイルーム行ったこと無いし、
「あ、、、!あぁ〜、あるみたいですねぇ!なんかねぇ!すごいんでしょう!?」というのが精一杯でした。

aさんはそのハプバーには2部屋プレイルームがあることを説明してくれて、
ほならどっち行きますか?という誘い文句を私にしてきました。

「えっ、なんか営業かけられてきてるやん」

前職の時代に、独身にも関わらず死亡保証が入った保険を勧めてきたおばちゃん。「保険はね、形になる親孝行なんよ」という自分が死ななきゃ意味をなさない
意味不明の営業トークみたいなことを言われた記憶がフラッシュバックしながら、ウーロン茶しか飲めない状況でどうこの場を振り切ろうか考えました。

でも、口下手な私はその状況を打開できなかった。

「そういうの興味ないんで」と言った後にもし自分のドンピシャな性癖に刺さる子がきたらaさんに不誠実になるなという
たまに出てしまう謎の律儀さが私をいつも上手に人生を生かしてくれません。
でも自分では嫌いじゃないのよ。そういうところ。

aさんとは、このドリンクを飲み終わったら行きますかみたいな話をして、
でもドリンク飲み終わって間髪入れずにコーラ頼んだりして
何となく察してくれ!!!頼むから!!みたいなふうに思っていたんですが
ダメでした。
結局ルームに行って、いわゆる本番はなかった(拒否したのもあるけど)ですが
すごく変な感じがしました。多分自分は大っぴらにそういうことをするのが向いてないんだと思いましたし、気づかせてくれてありがとうと思いました。

終わって、カウンターに戻ろうとしたら
他のお客さんがたくさんいて前座ってた席に座れませんでした。

私は空いてるソファに勝手に座って、タバコをずっと吸ってました。
入り口の前でスマホを触っているaさんに、隣来ますか?とは言えませんでした。

今となっては申し訳ないことをしたなと思います。

でも、自分の気持ちに嘘はつきたくありませんでした。

あの瞬間、何してくれとんじゃいとは思ったし、抜かれる自分が情けなかった。
もっと自分が強くならばければ、と思った夜でした。

今度、もしそういう時が来たら、好きかもって思った人にしか
そういうことしたくないんで、ってちゃんと言おうと思います。
絶対見てないであろうこういうところでしか言えないけど、
aさんには冷たい対応をしてしまってごめんなさいとしか言えないです。
もう少し強くなろうと、改めて思えた夜でした。
ありがとうございました。

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