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思惑通りの選挙結果

与野党、思い描いたとおりの選挙結果だったんじゃないか。

まずは、投票率が48%台という、
2人に1人も選挙にいかせなかった「政権」の思惑はかなった。

にもかかわらず、1人しか当選しない「1人区」、
10勝22敗で野党統一候補が健闘した。
自民党が落とした「10」は、すべて現職である。
衆議院選挙はすべて「1人区」。

結局、2/3には届かなかった。
ホンネでは憲法改正なんてしてもしなくてもいい総理は
都合がいい。
2/3を超えていれば、これまで避けてきた議論の場を
いよいよ開かないといけないし、
強引でもいいから通さないといけなくなるところだった。

そうしないと、自民党を、というか総理を強力に支持するあの団体が、
いよいよ許さなくなるだろう。

総理としては、ちゃんと議論できるようになった。
議論して強行採決しても、2/3超えてないから発議できない。
安心して議論することによって、
憲法改正を進めているふりをすることができる。

立憲民主党は、議席を大幅に伸ばした。
一方の国民民主党は、統一候補こそ当選させたが、
自前の議席は見せかけ上、減らすことになった。
「政権」は国民民主党を狩りに来るだろう。
「なんなら政務官、いかがでしょうか?」
「連立して与党になれますよ」
この誘いに国民民主党が乗っかるかどうか。

静かな選挙だったが、
これから荒々しくなるだろう。
消費税と年金と、
アメリカ案件が待っている。