立教大学BLP

立教大学経営学部のBLP(Business Leadership Program)
にいってきた。
BLP事務局は「授業参観」といっていたが、
わたしにとっては「研修」である。
いっしょに参加した大隈塾のSA(Student Assistant)2人にとっても「研修」。
すごくたくさんメモを取っていた。

いまの大隈塾「たくましい知性を鍛える」は、
BLPを模範としている。
学生たちが中心になって運営している点において、
早稲田大学ではTA(Teaching Assistant)という役職だが、
あえて大隈塾ではSAと呼んでいることから。

大隈塾ではteachしない。
ゲスト講師は毎週していただいて、講義してもらうが、
確かに教えてくれること、学びになることはたくさんあるけれども、
わたしたちはそれを、考えることのきっかけ、行動することのきっかけだととらえている。
講義をノートにとって、
「なるほどね〜、知らなかった、考え変わったわ」
そこで留まるのではなく、
なぜそうなのか、自分はどう思うのか、
受け入れるべきところ、批判的であるべきところ、
よくわからなかったところ、
わかったけれどもさらに自分の意見を付け加えたいところ、
そんなことを自分のアタマで考えるきっかけ。

そして、サークルで、アルバイト先で、インターン先で、
家庭で、生活上で、行動を変えるきっかけ、行動を起こすきっかけ。

teachする人がいないんだから、TAはありえない。
だからSA。

今回の「研修」で得られたとは、
BLPのプログラムは、「経験と内省(振り返り」の繰り返し、
というところ。
大隈塾でも、経験し、内省もするが、
それを「繰り返す」というところに意識が薄かった。

繰り返さないと、考えにしろ行動にしろ、定着しない。
「習慣化」である。
知識、意識、無意識、である。

BLPの授業では、
開始から20分ほど、振り返りにつかっていった。
100分授業の20分だから、1/5も内省につかってる。
徹底している。

大隈塾ではゲスト講師をお迎えするから、
20分もの振り返りの時間はとれない。
であるならば、SNSを使って振り返りのアテンションをする、
一人ひとりとのコミュニケーションを増やす。

「授業外実践」、課題として振り返りの中で確認していた。
授業で学んだことを、その日から1週間の間でどれくらい実践したか。
大隈塾にあてはめれば、
毎回講義の「到達目標」を達成できたか、
繰り返し促していくことが必要だ。

まだまだ、いろんな工夫が必要だ。
ということに気がついた。
広いし高いし深い、立教大学BLPは。