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『新聞記者』を観た。
平日なのに、映画館はほぼ満席だった。
テレビでも新聞でも取り上げてないのに、
『新聞記者』には、たくさん人が入っていた。

政権批判映画といわれているが、政治家はでてこない。
官僚と新聞記者だけ。
官僚とマスコミの徹底した忖度を描いている。

「安定した政治のため」
官僚たちは、
公文書を改ざんし、
公文書を隠滅し、
スキャンダルをでっち上げ、
自殺に追い込み、
知らん顔する。

「政治の安定のため」
マスコミは、
女性をレイプしたジャーナリストをかばい、
レイプされた女性をセカンドレイプし、
改ざんに悩んで自殺した官僚を死後にも踏みつけ、
その遺族を追いかけ回し、
知らん顔する。

政治家はいっさいでてこない。
官僚と新聞記者だけ。

このところ、検察の「特捜部」はなにをしているんだ?
巨悪は眠らせない特捜部は、
民間会社の社長を何度も逮捕するが、
国会議員を追い込んだりはしないのか?
かつてはよくやっていたのに、
巨悪は眠らせないとかいっていたのに、
検察はそもそも国家公務員だから、
忖度する官僚も同じ国家公務員なので
触りもしないということか。

テレビでもメディアでも無視され続けている『新聞記者』は、
映画館を満タンにしている。