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「せやろがいおじさん」も、証拠より論

「せやろがいおじさん」が石木ダムについてとりあげている。

長崎県と佐世保市が進めているダム建設で、
計画から40年以上経過して、まだ作り始められていない。
必要性への疑問と、自分たちの土地が奪われることに対して、
住民がずっと反対しているからだ。

住民って佐世保市民?
じゃなくて、となりの町の、
いまでは13世帯60人。

40年、ずっとつくらなくても、
佐世保市民はさほどの不便を感じなかった。
2013年に、急激に水仕様が増えますから、
という佐世保市の予測は、見事に外れ、
佐世保市民はさほどの不満を感じなかった。
「急激に水の使用量が増える」
予測がダム建設の根拠だった。
見事に外れたから、
それ以来、水需要の予測を佐世保市はしなくなった。

反対する人たちは、佐世保市の主張の論拠を
ことごとくひっくり返してみせるが、
佐世保市も、
裁判所も、
とりあわない。
「必要だから必要」
と手を変え品を変え、主張している。

証拠を示しても、論で押し切ってしまう。
証拠を崩しても、論で押し切ってしまう。

けっこうこれ、あるある状況だ。
公共事業だけではなく、
政治とか行政とか、
証拠を踏み潰しながら、論をたてて押し通す。

コラムニストの山本夏彦は、
「世の中、論より証拠じゃなく、証拠より論」
と30年以上前に書いているが、
それを読んで以来気をつけて、目を凝らして、
世の中の様子を見ていると、
たいがいは「証拠より論」になっていることに気がつかされる。

9月19日に、石木ダム建設予定地に住む
13世帯60人の強制収用が行われる。

「せやろがいおじさん」、観て欲しい。
せやろがいは、辺野古やいろんな社会の疑問を、
4分間で笑いながら納得させる。
これも「論」だ。