大隈塾SAと立教BLP

エアコンの設定温度

立教大学BLP(Business Leadership Program)の視察でふと思った。
エアコンが効いてるのと効いてないのとでは、
学生たちの集中度合いがこんなに違うんだと。

BLPは経営学部の必須科目で、
同じ内容を複数のクラスで同時に進行する。
クラスによっては教室の建物が違っていて、
建物によってエアコンが集中管理だったりそうじゃなかったり、
教室での設定が可能かどうか、そこで変わる。

視察させてもらった10月8日は暑かった。
エアコンの効きにくい教室では、
学生たちがクリアファイルでパタパタあおぎ、
授業への集中度合いが低かった。

と気がついたのは、移動して別のクラスを見たときで、
移動してみたクラスの教室はエアコンが効いてて快適で、
学生たちは楽しげにディスカッションしていた。
振り返ってみると、やっぱり室温が暑いと、
「暑い」という発言が、必要ないのにはさまってくるから、
そりゃディスカッションの生産性は低くなるなあ、と
考えながら思い出した。

ちょうどその日の朝、ニュースで姫路市が
市庁舎の室温を28度から25度に変えたら、
生産性が格段に上がったと。

前年7〜8月との比較で、
平均残業時間が21.6時間から18.7時間に減り、
アンケートでは85%の職員が、
業務効率が上がった、と答えた。

光熱費は7万円増えたが、
残業時間が減ったので、人件費は4000万円も減少。

涼しいと効率がいいことがわかったが、
冬に温かいとどうなるか、というのも実験してほしい。
居眠りする人が続出して……ってことになるんだろうなあ。