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ミライロの垣内俊哉さん

秋冬学期になり、大隈塾ではプロジェクトが動き出した。

教室での講義やグループワークだけじゃなく、
プロジェクトを起こして活動しながら学びを深めたり広げたりしよう、
ということ。

今日は、第一フロンティア生命とのコラボプロジェクトの朝活。
7:40に大崎駅南口集合、
そこから第一フロンティア生命のオフィスに移動する。

渋谷から山手線に乗って、大崎駅で降りる。
と、ミライロの垣内俊哉さんが、
私が乗ってきた車両に乗り込もうとしているところに出会った。
7:20ごろのこと。

おお!すごい偶然ですね〜、
と互いに挨拶して、
わたしは階段へ、
垣内さんは電車の中へ。

車イスに乗っているが、
ホームと電車の隙間は、
前輪をフッと持ち上げて、
スイッっと前に進む。
駅員の介助も、
道具の助けもいらない。
わたしは足を使って乗る、
垣内さんは車イスを使って乗る、
ただそれだけだ。

垣内さんは学生時代に会社を立ち上げた。
自身が障害者だから、
その特徴を活かしたビジネスを展開している。
飲食店やデパートなど、障害者も使いやすいようなデザインを、
公園や道路など、障害者も使いやすいような街づくりを、
企業や学校など、障害者と一緒に生きていきやすいマナーを。

どれも、車イスでしか移動できない人、目が見えない人、
耳が聞こえない人、手が使えない人、性別が一致しない人、
でしか気がつなかったことやデザインを、
社会や企業や学校や個人に提供する。

バリアをなくす、バリアをフリーにするのではなく、
バリアに価値をつける、バリアをバリューにする。

バリアフリーから、バリアバリューへ。

そうすることによって、
バリアを持っている人も生きやすくなり、
バリアを持っていない(今のところは)人も、
新たなバリューを手に入れることができる。

垣内さんは、よくいっている。
「人生の長さは変えられないけど、
人生の幅は変えることができる」

大隈塾では、来年の1月10日に、
ユニバーサルマナーの講義をしていただく。
2020、オリパラの年の最初の授業で、
ユニバーサルマナーを身につける。
昨日、その打ち合わせをしてきたばかりだった。

今朝、自宅から駅までの道で、
放置している自転車が倒れて、点字ブロックを塞いでいた。
その現場写真を撮り、
大隈塾の受講生LINEグループに、
「この状態、あなたならどうしますか?」
とコメントを入れた。
学生たちから、ちらほらと反応があって、
ニヤニヤとしながら山手線に乗り、
何回かやりとりしているうちに、
大崎に着いたので、電車を降りたら、
そこに垣内俊哉さんがいた。

おお!すごい偶然ですね〜、
と互いに挨拶して、
わたしは階段へ、
垣内さんは電車の中へ。

7:20ごろのことだった。