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CHRO(最高人事責任者)

「朝渋」にはまりつつある。
朝渋は、渋谷の本屋さんでやってる朝活。
本屋さんが会場だから、
「本」を切り口にしたトークイベントが中心。

前回は、「よなよなエール」のチームビルディングがテーマ。
今回は、「トップ企業の人材育成力」。

「HR戦略という切り口においては、ビジネスシーンの最前線で実践しているスペシャリストたちが一同に集まる豪華な会になります」

のでぜひお越しください、と案内文にあった。
紋切り型だなあ、と思いつつ、
人材育成が仕事なのでなんとなくチケット買ってた。

実際、オープニングでのアイスブレイクで
(研修じゃなくてイベントなのに……。でもこれが意外といい)
「今日いらした目的はなんですか?」
という紋切り型の問いかけに絶句した。

「教員してますから、人材育成には興味があって……」
という見事な紋切り型で返すしかなかった。

ということで、最初は「採用KPI」とか「育成ROI」とか「HRテック」とか
「経営者は育つ? 育てる?」
こんな話題設定に、まったく「なんじゃこりゃ」だった。

その最たるものが、
CHRO
だ。
googleで引くと
「Chro-me」
ブラウザじゃないですか? と問い返してくる。

その下に、
CHRO(Chief Human Resource Officer):最高人事責任者
とあった。
人事部長と違うのは、管理職じゃなくて経営陣であること。
取締役であったり、執行役員であったりすること。
つまり、その会社の運命を担う一人であり、
事業やプロジェクトを動かして利益を上げるのじゃなく、
その「動かすヒト」を採用する、育成する最大の責任者であること。

2006年、GoogleはGEから人事のプロフェッショナルを招いた。
それまでは難関大学を優秀な成績で卒業した人材を採用していた。
その彼が調査・分析したら、
学歴とパフォーマンスはまったく無関係であることがわかった。

これ、あとで調べたこと。
トークイベントのときは、ふむふむと話を聞いていたのみ。
わからないまま、CHROが気になったのは、

「アメリカでも、CHROを任せられる人材の採用が一番難しい」
というから。
「CHROには、優しさと厳しさが必要。育成するときの<優しさ>」
「<厳しさ>は、経営者の素質。求道心があり哲学がある」

CHROについては、わたしはまだよくわかってない。
だけど、経営資源はヒト・モノ・カネから
「ヒト・ヒト・ヒト」
に変わった、ってことはわかった。

そのヒトは、なんによって働くのか。
マネーか?
ミッションか?
ってこともわかった。

二択じゃない。
どっちかひとつじゃない。
どっちが正しいかじゃない。

どっちも正しい。
どっちに価値をおく人生にするかだ。

というヒトを、育てるのか採用するのか。

いまは採用に重きが置かれているそうだ。