小国町の荒川

複雑原因、解決も複雑多岐

自分で自分の息子に手をかける。
父親の頭によぎったのは、
近日起こった凄惨な事件。

日曜日、新幹線の中で第一報を見て、
知らない名前の人じゃない。
もしかして「もしや」と危ぶんだから?
じゃないといいな〜、と思っていたら、
いまのところ、それが原因のひとつになったらしい。

川﨑の事件もやりきれない気持ちになった。
今回も、せつなすぎる。

川﨑の事件が報道されなかったら、
報道されないことはないだろうけど、
配慮されたニュースになっていたら。
自分の息子を殺めるまでの妄想をしただろうか。

家族だけじゃなくて、
社会の中に癒やしのある、
自分のことを認めてくれる場所を
頼ってみていたら。

家族に頼りすぎる。
家族でやるのが当たり前だと
自分自身で思い込んでいる。

自己責任だと責めすぎる。
自分でも家族でも、どうしようもないことがある。
社会の中で生きていくしかない限り、
社会の中で面倒をみるのが当たり前だろう。

原因が複雑なら、
解決方法もひとつでは収まりきらない。
閉じている窓を、
さらに閉じて回るのではなく、
ひとつひとつ開けていくやり方に、
変えていかないといけないはずだ。