「部下は上司に従え」という意味不明さ

世の中の多くの人が、ピラミッド型の組織にいい加減辟易していると思います。ピラミッド型組織でいい思いをしているのは、上位の一部の人だけであり、大多数の労働者は下層部でピラミッドを支えていますよね。

ピラミッド組織については思うところがありすぎるので、小出しに書いていこうと思いますが、まずは「部下は上司に従え」という社会の暗黙のルールについて思うことを書いてみようと思います。

当たり前の価値観すぎて疑問に思う人も少ないかもしれませんが、部下の方が至極真っ当で素晴らしいことを言っていたとしても、直近の上司やもっと上の上層部の管理職には見向きもされないとかすぐに却下されることとかって、よくあるけどおかしいことですよね。「そういうもんだから仕方ない」と諦めることもできますが、私はずっとそれが納得いかなかったんです。「どんなにまともなことを言っても若い女性の意見は軽視される、通らない」みたいな被害者意識も生まれましたね。

フラットな目で社会を見て思うのは、今の社会を牛耳っている人々、50~60代くらいの人々よりも、若い人の方がバランス感覚が良かったり、柔軟だったり、まともな意見、感覚を持っている人が多い気がするのですよね。今まともでもその人たちも出世していって権力を持つようになると、あの人たちみたいになる人も中にはいるのでしょうが。中高年は凝り固まった思考の人が多いし、金、権力、政治的、派閥感覚が強すぎて、全然私たちと相容れないんですよね。それ本質じゃないでしょ、と。顔つき見たらわかるんですよ、老害だなと。それでいて私たちの何倍の給料ももらっているという既得権益もあるわけで、そりゃ手放さない、執着するわけですよね。

あぁいう人が上層部に居座り続ける組織では成長は望めないし、せっかくの若者の意見やアイディアが埋もれてしまいます。真面目に世の中を良くしよう、会社を良くしようと思っている人がつぶされる、疲弊する組織というのは心底おかしいと思うんですよね。

ピラミッド組織を崩壊させるには、最下層部で働く私たちのような若者が、組織から離れていくしかないと思います。下の方で支える人がいなければ、おのずとボロボロ崩壊してきますよね。上層部の既得権益は圧倒的多数の労働者がいるおかげで成り立っているわけですから、彼らが一番恐れるのは「人々の組織からの離脱、しくみからの離脱」だと思うのですよ。

ピラミッド組織がだめなのはわかった、じゃあどんな組織であったらいいのだろう?ということについては、日々探求しており、それを実現している状況を今から思い描いています。キーワードは「共同創造」と「役割論」です。このテーマについては、またぽちぽち書いていこうと思っています。

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