「その気になれない」は超重要な判断基準

何か新しいことを始めようとしても「なんかその気になれないんだよね」とか、誰かにすごく言い寄られていい感じの人なのに「なんかその気になれないんだよね」っていうときは、結構あると思います。やりたくて仕方なかったはずなのに、とか、あの人を好きになれたら楽なのに、みたいなことって世の中的にあるあるですよね。「その気になれない」ことを「その気にさせようとする」って無意味だし、無駄なエネルギーだなと思います。

私もそんなことがありました。「これから日本はやばい、海外にも目を向けよう!」と思って、英語を少しずつ勉強し始めたのですが、やっぱり続かない。英語は今の私には必要がないみたい、というか、もっと優先的にやるべきことがあるようです。それを私の頭は知らないのですが、心と身体は直感的にわかっていて、無意識で今一番やった方が良いこと(つまり、魂レベルでやりたいこと)をやっているのが日常なわけです。だから、なんだかんだその時々のベストな状況を選択して日々生きているんですよね。まぁ、いずれ英語が必要な状況になれば、勝手にやりだすと思います。

頭では「そうするべき」とか「そうなればいいのに」と思っていても、心や身体はそうでないことを知っている。私たちは、本当に素晴らしいセンサーを兼ね備えているんですね。結局、頭が一番バカというか、暴走しているようです。「仕事が終わらない!けど身体はもう限界、眠い…」というときは、身体の方が正確なわけですから、寝てしまうのがベストなわけです。だから、「いかに心と身体の声に敏感になり、素直に聞けるか」というのは、この地球人生を生き抜く上では超重要なポイントになってきます。この声を聞けないでいると、最悪の場合死に至ることもありますからね。

心と身体の声を聞けるようになれば、自然と危機回避できたり、病気になる前に早期に生活を立て直すこともできるわけです。悪いことは何もありません。私がいつも言っている、食生活を整えることは、この心と身体の声に敏感になるためには非常に重要だと感じています。また、何か症状が出た場合にすぐに薬を飲んで症状だけを消さないこと。きちんと根本原因に向き合うこと。いつもパソコンに向かってないで、自然と親しむ活動をすること。そうして少しずつ、心と身体のセンサーの感度を上げていくことで、より自分らしい生き方に近づいていけると思うんですね。

今は情報のノイズや環境汚染、食物汚染、医薬品など、心と身体の感覚を鈍らせる要素が多すぎます。感覚を過敏にすると生きていけないくらい汚染されているので、知らず知らず、感覚を閉じ気味にして自分を守って生きているんですね。今何か「その気になれない」ことで困っている方がいたとしたら、それは心と身体の感覚がきちんと働いているサインだと思います。そんな自分に誇りを持って、「その気になる」ことだけにエネルギーを注ぎ、自分らしい人生を歩んでいきましょう。

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