28歳で公務員を辞めた私が考える「公務員は安定」の嘘

またまた打って変わって身の上話です。私は2015年の10月に地方公務員を28歳で退職し、現在はアルバイトや自然療法の勉強をしながら生活しています。そんな私が考える公務員のリスクを書いてみたいと思います。

一つ目は、副業ができないことです。「職務専念義務」というのが地方公務員法に規定されているので、正規職員の許可ない副業は法律違反になってしまいます。アフィリエイト、週末起業なんかも不可です。私はこれからの時代は複数の収入源を持つことが安定だと思っているので、副業が法律違反になるというのはかなりリスクだと思います。辞める準備をしようにも、意外と残業や休日出勤もあるので時間はなく、定時上がりで楽、というのはかなり幻想なのです。

二つ目は、精神疾患(メンタル)になる確率がかなり高いということです。私は内部にいたからわかりますが、メンタルで休職している人は結構います。私も昨年度1か月ほど病休で休んでいました。病休がなくなったら休職になり、その期間も給料の何割かは出るのだった気がします。若くしてメンタルで休む方もいて、そういう方はまだ若いんだし公務員の仕事向いてないんだから、さっさとやめたらいいのに、と思っていました^^;外からだとわからないかもしれませんが、公務員って独特の変な組織なんですよ。内部の人は井の中の蛙でおかしさに気づいていないことも多いのですが…。勤め上げられれば安定なのであって、その勤め上げるってことが結構大変だったりします。

三つ目は、「公務員は安定」という謎の幻想に執着するあまり、非常に辞めづらいということです。ブラック企業に勤めてて辛い、辛いと言う分には周りも辞めなよと背中を押してくれるものですが、「公務員を辞める=もったいない」みたいな世間の声が100%あり、私みたいにそれは幻想だと気づいて辞められればいいものの、確かにもったいないかも…と思ったりして辞められず、うつ病になって精神薬飲みながら休職期間を過ごす、みたいな人は結構いると思うのですよね。休職中って少なからず罪悪感がある場合もあるし、薬飲んで余計具合悪くなるし、職場のカウンセラーは復帰する方向性でしか話をしないし、「辞める」という選択肢はなかなか思い浮かばないのですよね。

四つ目は、可能性としては低いかもしれませんが、公務員もリストラされる可能性がある、ということです。今の法律ではそのリスクはないのですが、未来永劫公務員にリストラがないとは言い切れません。早期退職奨励や再任用の廃止くらいはありそうです。「リストラされなくてつぶれなくて安定しているから」という理由で公務員を目指すというのは、私にはリスクヘッジしているつもりでリスクを選んでいるように見えてしまいます。

ところで、マイナンバー制度がいよいよ始まったそうで、種々の申請にマイナンバーが必要になったみたいです。しかし、市民がそんなこと知っているはずもなく、みなさんわからない状態で申請するわけです。その尻拭い(?)も現場の職員がやっているようです。国の施策に振り回されて、現場は大混乱ですよ。市民と国の板挟みになり、超ストレスフルなはず。

思うところはたくさんありすぎるので小出しにしていこうと思いますが、公務員を目指している学生さん、今の会社が辛すぎて「逃げ」で公務員に転職しようとお考えの方には、一度公務員になるリスクというものを考えられることをお勧めいたします。

あの謎組織から抜け出した私は今後、自然療法や地球、環境に関する活動、本質的に母子のサポートとなるような活動、新しい労働や組織のあり方を探求する、その他興味のあることに精力的に取り組んでいけたらと思っております。

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