悪事を握りつぶす資本主義の「正義」

最近は政治家や官僚のセクハラや女性問題のニュースが世間を賑わせているようです。地位欲や権力欲の強い人ほど性欲も強そうですよね。地位や富を手にしている人というのはたいてい若い愛人がいたりして、女性を囲っているものです。地位や富を手にしたから女性が囲えるのか、女性を囲いたいから地位や富を欲しがるのか…男性の出世欲と性欲は切っても切れないものがあるのでしょうね。

私達は感覚として、何か困ったことがあったら「警察に言おう」とか「しかるべきところに通報しよう」と思うものです。そこで何らか調べてくれるだろう、つかまえてくれるだろう、と期待しています。しかし、悪をなすものが権力者であった場合、握りつぶされることも多々あるというのが現実かと思います。世に出てくるのは、世に出すことにメリットがある場合など、あえてそうしていると考えるのが一般的で、多くのものがお金などで握りつぶされて世に出ずに闇に葬られているのではないでしょうか。世の中を知らない純粋な人の中には、「そんなことはないだろう」と思う人もいるのかもしれませんが、それはちょっといい人すぎるというか、無知すぎるなぁという感じです。

物理的次元を見てみると「正義」なんてあってないようなもので、権力者にとって都合の良いように世の中のあらゆる仕組みが作られていて、言ってみれば不条理そのものです。「セクハラされた」と声をあげても誰も助けてくれない、加害者が守られ被害者が責められる、おかしな世の中です。当たり前にそんなのおかしいと思うけれど、「そんなもんだろう」と思っている自分もいるというのが正直な感覚です。今の社会が腐った世の中である、正確に言えば、腐った連中が高い位にいる世の中であることは自明の理だからです。今に始まったことでもありません。

まずはこの社会をありのままに見て、今の社会システムの問題点を把握することからかなと思います。どの組織へ行っても、上に立つ人の顔ぶれや雰囲気というのは似てくると思います。強欲でお金に目がない、利益主義、嘘つき、自分のことしか考えてない、労働者を搾取する…など、人間性に問題のある人ばかりが上に立っているはずです。それは今の社会システムが狂っているからに他ならないと思います。問題の元凶は社会システム、つまりは資本主義、詐欺的金融システムです。その根本を改善しない限り、何をやっても表面的なてこ入れにしかならず、同じことの繰り返しになると思います。表面的に個人を批判するだけではなく、強欲で人間性に問題のある人が高い位につき、富を得て人々を支配してうまい汁を吸えるようなシステムの根本をしっかりと学ぶ必要があるのではないでしょうか。

日本人は勤勉で働き者だと思いますが、上にいる人がめちゃくちゃだとその下で働く人は疲弊するし、能力や才能が生かせずに非常にもったいないです。こんなに心身を病む人が多いというのは、社会システムが間違っていることの何よりの証拠だと思います。普遍的な「正義」と資本主義の「正義」は違うのでしょうね。今の社会は「資本主義的な正しさ」ばかりが過度にクローズアップされて、倫理やモラルに著しく欠けた世の中になっていると思います。普遍的な「正義」というのは、私たちの「良心」が知っているはずです。資本主義的な正義(欲望)に屈せず、良心に従って生きる人が活躍できる社会になればいいと心から思います。

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