「世の中・組織おかしい!」が実は多数派

数日前の記事にも書いたのですが、今、集合無意識レベルでの人々の「働くことへの意識」がものすごい勢いで変わっていて、今までの固定概念や常識が崩れていく気配を感じているんですね。やはり意識レベルの変化(原因)があって、現実化(結果)してくるので、おそらく今意識の変化が起きているということは、現実化してくるのは半年後~1年以内くらいにかけてだと思います。ニュースを見ていても、誰もが知っている大企業の大赤字や解体の話が飛び込んで来たり、JAの産地偽装問題が明るみに出たりと、大きな組織の闇みたいなものがどんどん出てきているなぁと感じています。まぁこれも「結果」なのであって、何もないところから突然起きているわけではないので遅かれ早かれ浮上してくる問題なのでしょうけどね。

私自身が若い女性(アラサーだけど)で、周りに同じ属性の方が多いこともあるかもしれませんが、組織のために忠誠を誓って、売上のため、同業他社に勝つため、そして昇進するために力を尽くそう!という意識の人が周りにほとんどいません(笑)。「売上のため」「勝つため」「昇進するため」みたいなことが全くモチベーションにならないどころか、そういうことを推進する上の方の人々や出世争いのために生きるような人のことをかなり冷ややかな目で見ている傾向があるように感じます。おそらく会社や組織の経営者やトップ層にいる人は多くは男性、それも中高年以上だと思います。そういった人々の意識と、下で働いている若者・女性の意識が大きく乖離している感じがあるんですよね。

トップの方まで上りつめる人というのは、「売上のため」「勝つため」「昇進のため」ということをモチベーションにできる人なのであり、男性原理の強い意識の結果としてその座があるわけです。「そもそもこの商品微妙なんだけど…」とか「売上より相手のためになることをしたい」と本気で思う人は、おそらく組織のトップに上りつめることにもあまり関心が持てないのではないでしょうか。昇進したいという野心がないため、いつまでも組織の下働き的ポジションで不満を抱えながらも言われたことをやる…というループの中に入ってしまうこともあると思います。何より自分がそういうタイプなので、そういう方の気持ちが本当によくわかるんですよね。

ちょっと前に流行った「サイレントマジョリティ」という言葉、以前にnoteに書いたこともありましたね。私はこの言葉が結構気に入っていて、声はあげないけど大多数の人が思っているだろうな、ということを想像するのが好きです(笑)。私の感覚だと、「売上のため」「勝つため」「昇進のため」にばりばりやれる意識の人の方が実は少数派なのではないかと思っていて、多くの「昇進に対する野心がなく下働きに終始する方」は、本質的にどうかとか倫理的にどうかとか相手のためになるのかとか、そういったことを疑問に感じて立ちどまることができる方だと思うんですよね。「おかしい!」と思いつつ、上から言われたことをやっている方、というのが実は大多数を占める世の中なのではないかと感じています。今の世の中が成り立っているのは、そういった「おかしい!」と感じる心を持っている方が、自分は無力で可能性がないと思いこみ、下働きに終始しているからです。前も書きましたが、従業員がいなくなったら会社はつぶれるので、「おかしい!」と感じる方々が全員で結託して本気出して退職すれば(ストみたいな感じ?)、会社をつぶすことは簡単です。

すべてはミクロとマクロの相似形なので、これは会社というピラミッド組織だけではなく、この世の中全体の支配構造にも言えます。資本主義は人々がお金に価値があると「信仰」しているからこそ成り立っているのであり、「資本主義はおかしい!」と感じる方々が全員で結託して本気出してお金信仰をやめれば、資本主義を終わらせることは簡単です。会社も世の中を支配する人々も、下の民が結託されると困るので、わざわざ分離させるような世論操作をしたり、見事なタテ割りにして協調しないようにしたりしているのでしょうね。ピラミッド社会は分離のワナが無数に張り巡らされていて、「勝つ!」とか「比べる!」とか「自分さえよければいい!」とかそういう意識になるように誘導されています。それでも、声の小さい「サイレントマジョリティ」は気づき始めているし、意識はどんどん目覚めているように感じます。こんな組織、こんな世の中「おかしい!」と感じる方、その考えはみんながおおっぴらに言っていないだけで実はマジョリティです。本質的におかしいことはやっぱりおかしいですし、ハートの本音と裏腹なことをすると本当に心身を病むので気をつけてくださいね。このnoteを読んで「私のことか!」と思われる方と是非いろいろお話してみたいです。来月辺り1回オフ会なりお話会なりやるのも良いかなと思っているので、是非ご検討下さいませ。

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