「陰極まりて、陽となる」が起きているだけ

資本主義が終わり、新たな時代が始まろうとする過渡期を生きる私たち。時代が大きく移り変わる時というのはどんなものだろうと、過去の時代の変化を振り返ってみようと思い、近代では最も重要な変化だったと思われる江戸から明治への変容期についてちょっと調べたり、想像してみたりしてみました。すぐに欧米化になじめる人もいれば、いつまでもお侍さんスタイルを残そうとした人もいるかもしれません。「その時元号も変わってるし明らかな変化だね」と思っていたら、そういえば2019年から元号が変わる予定になっているではないかと気づき、やはりその辺りから新しい時代が本格的に始まるのではないかと直観的に感じました。宇宙の叡智の全てを知り尽くしている天皇家の判断なので、その読みに間違いはないと思うんですよね。そこが大きな日本の切り替えポイントになるのではないでしょうか。

「今日から明治ね」と言ってすぐに社会の変化が訪れるわけではなく、その変化はじわじわとグラデーションのように起こるはずです。急にぱっと変わるということはありえず、あらゆる変化は少しずつ少しずつ起きていき、何かきっかけとなる出来事などを機に一気に加速、といった道をたどることが多いと思います。「ゆでがえる理論」とか「真綿で首を絞める」といった言葉が脳裏に浮かびます。平気だろう、平気だろうと、変化に気づかず(気づかない振りをして)生きていると、結局自分の身を滅ぼすのだということ。私は今、そのくらい大きく時代が変化していくようなエネルギーを感じていて、いつまでも気づかないでいると、それこそまた大きな天災(という名の自業自得人災)が起きるのではという気もしています。それも宇宙レベルでは必然で起きるので、人間が自ら蒔いた原因の結果だと重く受け止めるしかありませんね。

時代が変わる時というのは、必ず過去の概念にしがみつく層と、新たな変化に気づいて行動を起こしていく層がいて、徐々に徐々に新勢力が勢いを増してきていよいよ過去の概念が滅びる、という経過をたどると思います。過去の概念が滅び、新勢力の勢いが増すのは、宇宙のエネルギー的に言っても当たり前であり、壮大な宇宙バイオリズムの法則通りにことが進んでいるだけのように見えます。「陰極まりて陽となり、陽極まりて陰となる」、この単純宇宙法則に基づき、行き過ぎた男性社会、ピラミッド社会、資本主義は崩壊に向かうだろうと言っているのであり、ちょっと考えれば当たり前のことですよね。何でもかんでも行き過ぎたらそれを是正し、中和するような作用のエネルギーが生じるということ。そうして二極のバランスを保とうとする、ある意味自動調整機能とも言えます。

私たちの身体もミクロコスモス、マクロコスモスの相似形なので、宇宙と同じ原理が働きますよね。何かを過剰にしてしまうと、そこで宇宙からのドクターストップ的に「体調不良」や「病気」が発生します。働きすぎのストレスで病気になったとしたら、その「働きすぎ」に問題があったということになります。「体調不良」や「病気」がありがたいと思うのは、死ぬ前の執行猶予期間を与えてくれるからです。そこで「病気と闘う」とか言って、自分の身体を攻撃するような化学物質でさらに自分を痛めつけているのがこのエゴ社会です。極まりすぎたもののバランスを回復していくことが、根本的な治療への道ということになります。

あらゆる概念(のみならず会社も人間も…全て)は伸びる時期、衰退する時期が必ずあります。それは宇宙の法則から言って当たり前のことです。私からしたら、もうこの社会は限界をとっくのとうに迎えているようにしか見えず、根本的な人々の意識改革が急務のように思われます。過去にある時代が終わり始まる瞬間を描いた歴史本などに「新たな動きについていけず、過去の概念にしがみつく者もいた」という記述があったときに、多くの人々はそれを笑うことはできないと思います。しがみついている人は、自分がしがみついていることにも気づいていないものです。未来の私たちが見れば、「新しい時代が始まっていくのに過去にしがみつくとは愚かな人だなぁ」と思うかもしれませんが、今の私たちもその当事者なのではないでしょうか。大きな時代が動くとき、それはじわじわと「ゆでがえる理論」で起こるもの。未来は「今」決まっている。その言葉を胸に、変わりつつある「今」の身の振り方をしっかり見つめ直していきたいものですね。

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