あなたの「自立・自律」を促す師を選べ

日本全体が「依存社会」であり、「自立・自律」心を養うことが大切だということは、今の日本人に圧倒的に足りないもの=自立・自律心の記事に書きました。「誰かになんとかしてもらう」から「すべては自分の責任であり、自分でなんとかする」という意識に日本全体が変わっていけば良いと思うのです。

よく言われる話に、「良い師(メンター)」というのは、多くを語らず、「背中を見て学べ」的な人である、という話があります。私もそれに同意です。自分に依存させ、自分がいないと何もできない人を量産してしまう(それでお金儲けしようとする)人、そんな人が世の中たくさんいます。依存、崇拝、信仰…そういったビジネスモデルの多いこと。この人はすごいなぁ、と思う人がいたら、その人がしていることは「依存を促す」行為か、「自立・自律を促す」行為かを見極めないといけません。

占い師やカウンセラー、医者や施術者、何かを教える先生、コンサルなどは、そういった立場になりやすいと思います。そういった職業の方の役割は、相手に何かを「してあげる」そして「楽になってもらうだけ」ではなく、相手が自分のところに来ないようになるためにどうすればいいか、その方法を「指導」したり、本人が気づくまで「見守る」ということが大事なのではないでしょうか。

私は健康、医療問題に特に関心があるので、今の日本の医療にはかなり疑問を持っています。まさに「依存」「崇拝」の典型で、予防法や体調管理方法を「指導」してくれるお医者さんというのは、あまり一般的にはいないと思います。お医者さんというのはみんなが健康になってしまったら成り立たない職業であるというのが、大きな矛盾、パラドクスのように感じます。良心的なお医者さんもたくさんいると思いますが、今の医療全体がそういう「構造」であるということは理解しておく必要がありますね。

今後の展望としては、一方的に「(一時的に)治してあげる」「教えてあげる」「(話を)聞いてあげる」ということではなく、本人の自立・自律につながるようなことをビジネスにしていくと良いのではないかと思います。とにかく「自立・自律」した個人を増やすことが何より重要なのですから。そのためにも、こういった意識の啓もうは大切ですね。私だったら、「自分で自分を治す&癒す方法を指導するセラピスト兼指導者」になれるかもしれません。ずっと、今まで学んだことをどう提供していくか、どのような価値を創造していくか?ということを考えていたのですが、今記事を書いていて方向性が見えてきた気がします(笑)。セラピストになるのか、講師になるのか?と職業の枠にとらわれることは無意味ですね。似たような話、星野源に学ぶ「マルチタスク」という生き方の記事もご参考までにどうぞ。

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