ポイントカードの強制加入がとても怖い件

マイナンバーがとうとう始動していますが、これはホントに危険な施策で、国民総監視時代の到来を予感させます。ゆくゆくは免許や保険証へのひも付け、生体チップ導入の布石とも言われています。

マイナンバーも恐ろしいのですが、企業の出しているポイントカードもとても怖いなと感じています。本来ポイントカードというのは、消費者にポイントがたまります、メリットがあります、ということで、任意加入が原則だと思います。しかし、今やポイントカードすら強制加入させられる世の中になったようです。

またまた星野源の話題なのですが(笑)、3月の武道館のチケットを申し込もうと思って、○ーチケのサイトに行ったんですね。そうしたら、○ンタカードを作らないと申し込めないというシステムになってしまってたんです。私はカードを持っていないし、メルマガや勧誘や個人情報流出が嫌だったので、カードを作りたくないがために申し込みを諦めました。なぜチケットを申し込みたいだけなのにポイントカードに強制加入させられるのか、意味がわからないと思ったからです。「強制」というのがあまりにも怖かったからです。

北風と太陽じゃないけど、「強制的に●●させられる」っていうのは相当人に不快感を与えますよね。強制するくらいだから、私がカードを作ることは相手側の方にメリットがあるはずで、チケットを取りたい消費者心理につけ込んだ悪質な囲い込みだ、と判断してしまう私のような人もいるわけです。まったくもって逆効果。そもそもコンビニで買い物しないし嫌悪感あったけど、ますます不信感が募ってきています。

別にポイントカードすべてが悪と言っているわけではないのです。利用者さんの個人情報が必要なケースも多々ありますし、囲い込みも必要です。ただ、やはり大手の全国規模のポイントカードは恐いなと思います。どこに情報が売られ、流出しているかわかりませんからね。

今回の場合、「星野源のチケットを申し込みたい」ことと「○ンタカードへの加入」に妥当な因果関係を感じられず、「チケット申し込みたいけどカードには入会したくない」という欲求を満たす選択肢が得られなかったことに対し、私の不信感や不満が生まれたということになります。もしこれが、「アミューズのファンクラブに入らないと取れません」であったら、それは妥当な因果関係なので、怒ることではないのです。いっそ、もうすべてのチケットは○ーチケ経由ではなく、CD購入者やファンクラブで囲い込んだ方が良い気がしてきました。そうすれば本気のファンだけが買えますものね。

人は「自分が納得していないのに強制的にそうさせられる」ことを非常に嫌います。それは働いていても一緒。基本は誰でも自分の意に反する仕事は絶対にしたくないんです。しかし、お金の奴隷になっているため、いやいや、しぶしぶやっていることがどんなに多いか。それでお金はもらえても幸せな人生なのかどうかはわかりません。

多くの人がこの構造に気づいて、拒否、離脱していくことが、構造自体の破壊につながっていきます。意識を変え、行動を変えていくことが急務ですね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?