ないのは労働意欲ではなくホワイトな職場

昨日ある方と会って話をしていた時に自然と言ってしまったことがあります。「私は働く気がないわけではなくて、世にある一般的な仕事や職場がたいていブラックorグレーゾーン的なことをしているから嫌なのだ。世の中にある職場がクリーンな組織や事業ばかりであれば、喜んで働く。」といったような内容です(笑)。今はアルバイトをしているのでニートではないのですが、正社員・正規職員として働くことにはかなりの抵抗があります。イマイチな職場にコミットメントを強要されても、それは無理、と思ってしまいます。

おそらく同じ思いの方は大勢いらっしゃると思っていて、働いても豊かになれないし、強欲なトップのもとで使い捨てにされるくらいなら、そんな社会や組織に適応したくないし、貴重な時間と労力を提供することでそういったしくみに加担するくらいなら、支出を減らして少ない収入で暮らす方がよっぽど良いと思っています。生活にかかるお金を減らすことができれば、その分だけ外で労働して、それ以外の時間を世の中をよりよくするための(お金にならない)活動に充てることも可能ですからね。世の中にあるほんのわずかなクリーンでホワイトな職場を探し当てるよりも、そちらの方が現実的かなと思っています。

前に「働かなければ生きていけない」がそもそもおかしいという記事にも書きましたが、働かなければ生きていけない社会というのがそもそもおかしいのであって、いい加減、知性を持った人間らしい「分かち合い」の社会を築こうよ、と本気で思っています。世の中はどこまでいっても相似形なので、全体の社会システムと個別の会社、学校、部活などの組織の作り方はどれもこれもそっくりです。世の中を見渡せばわかるように、大抵はトップにいくほど強欲で自分の利益しか考えない人ばかりになっていきます。もし、「うちの会社は違います。トップが素晴らしい方です。従業員との報酬差もほとんどなく、身銭を切って従業員のために富を還元し、従業員の声やお客様の声を真摯に聴き取って事業に反映し、職場の雰囲気もよく、休みも取りやすく、ズルや不正会計もなく、一定の利益を上げ続けています。」という会社があれば是非教えてください。

「ないなら創ろう!」という観点から言えば、私のような注文の多い人間でも「このしくみなら働きたいと思える」と思うようなしくみを考えて、創っていけばいいということになります。本当にそうだなと思いますし、実際にどんな組織であれば働きやすいんだろうか?と考えてみるのはとても有意義なことだなと思っています。いつも言っているように、何かを考え出さないことには世の中には実現しないわけで、まずは頭で考えて想像して、それからいざ創ろう、やってみようということになりますよね。この世の中に不満を言ってお酒を飲んで発散することは簡単なのですが、実際に「じゃあどうあればいいんだろう」というところまで本気で考えている人はどれほどいらっしゃるのでしょうか。儲かるためのしくみということではなく、「分かち合い」の社会が実現されたとしたら、会社や組織はどんなしくみで運営されるのだろうか?という視点です。

多くの人が不満を抱えながら働く社会というのは異常というほかなくて、多くの方はよく耐えているなと本気で思います。耐えきれずに心身を病むのは時間の問題かもしれませんがね。私自身は労働意欲がないわけではなく、資本主義的なしくみにコミットメントしたくないという意思表示を、ある意味態度で示しているという感覚かもしれません。資本主義的労働システムに疲弊しすぎず、「本来はどうあったら良いか」ということに思いを馳せる時間を十分に取りたいですし、同じ意識、思いで生きていらっしゃる方と出会い、意見交換していけたらいいなぁと常日頃思っているところです。

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